日経の連載コラムで著者は(一直)とある。最近の内容は示唆にとむ。総選挙について社会システムの変革を考えず、自己利益に敏感だと指摘している。高度成長期に自己利益追求や他に遅れまじとの三大都市への人口集中もあったが、その結果「利益追求主義」、「世俗的」になり、「過去を捨て去り」そのあげく「でたらめな都市開発」に至ったとある。誠に正しい。<o:p></o:p>
しかし、日経もまちづくりで街並みの重要性や個性的な建物の陥穽(街並みを乱すが目立つ)の指摘はない。土地の所有権は利用権も含め自由であり、何を作っても良い、個性があって何が悪いという風潮だった。京都の北山通など、バブルの頃は有名建築家の展示通みたいだったが、Syntax(ロボットみたいな使いにくいビル)を初め、取壊しや転用もみられる。片や、京都の都心(洛中)では街並みを生かしながら用途転用を図り、待ち歩きを呼んでいる。<o:p></o:p>
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都市開発のキーワードは歴史を生かす、街並みの連帯がある、地元の協働があるというコミュニティへ発想を転換すべきだ<o:p></o:p>
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