都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

世紀の空売り (マイケル・ルイス)

2014-07-05 04:58:17 | マクロ経済
The Big Short The Doomsday Machine

 筆者は「ライアーズ・ポーカー」でデビュー、サブプライム・ローンの「売り(Short)」で儲けたファンドの取材。
 怪しい商品であるサブプライム・ローンの証券化の問題点を羅列
・住宅ローンの貸し手は金利低下で解約のリスク→証券化
・ローンを集めて、地下、1階、2階にトランシュにソロモン・ブラザーズが区分
・サブプライム・ローンの実情は破綻しているというデータに気がつく、
・ショート手法としてのCDS
・CODは魔術で格付け機関が投資銀行の言いなり、信用のロンダリングサービス

役に立つ知見は
・リスクはボラティリティでなく愚かな投資判断
・ブラック・ショールズ・モデルは短期的で長期的ではない
・「動機」を理解しないと問題解決にならない→新しい製品を売るならインセンティブを高める

 得られた知見は
・だましの商品は作るのも、格付けするのもつるむ
・泥が黄金にはならない
・成功体験が、ドツボにはまる(CDSを発行したAIGなど)
・空売りで儲けるのは当たるとでかい

 ショートで儲けられる詳細が分かる
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