都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

ちょっとそばでも(坂崎仁紀):優しい視点での立ち食いそばなどの分析

2014-11-05 05:10:51 | 食べ歩き
 大衆そば・立ち食いそばの系譜とあり、筆者は35年間食べ歩き「路麺大帝」とも呼ばれる。優しい視点で分析しており心和む内容だ。

 そばの屋台の発祥は、江戸で、夜には台所の火がなく暖かいものの需要があったこと、売れ残りの蕎麦の活用ではなかったかとの仮説で「棒手振」の屋台が発達したと分析している。

 12種に分類しており
①街中系:東京には富士そば、小諸そばなどチェーンが発達
②鉄道系:大船軒、常盤軒、おぎのや
③街道系:宿場などと同じで発達
④工場地帯系:関西なら和田岬あたりには食堂が多い
⑤娯楽系:パチンコなど本郷3丁目など
⑥ギャンブル系:競馬場近くなど
⑦建築工事系:期間限定
⑧波止場ターミナル系:高松駅の立ち食いうどんも有名、連絡船うどんもあった
⑨公的機関:市場、学食
⑩公園系:昔徳島公園で2店による100円ラーメン競争があった
⑪頂上系:確かにあるなあ

 うまい店はひっきりなしの客、清潔が内装・外観、威厳がある、かけそばがあるのが経験則とのこと。行きたい店は

金町 そばっこ:かき揚天そばが安くうまいらしい、帝釈天の近く
歌舞伎そば:歌舞伎座の横、確か野菜のかき揚げも旨かった
日本橋 そばよし:穴子天そばが美味しそうだ、昭和通で平日のみ
人形町 堀留屋:大盛り、肉南蛮そば、太麺、おろしそば
新橋 そば作:丁寧
ニュー新橋ビル 丹波屋:青唐辛子漬け、カレーが美味しそう

 東京には立ち食い蕎麦の名店が多い。関西ではこれぞというのがない。港屋の肉そばでも出店してくれないかな
コメント
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