このような著作が少ないため楽しめた。
時代の大まかな区分
①律令:黎明期(8~11C)→寺社は造営、写経で商業セクター、門前は市の開催地
②鎌倉・室町:市場経済の発展(12~15C)→荘園の解体、一揆による室町幕府の権威失墜
③戦国時代:公権力(16C)→市場法、楽市楽座、金融:蔵元(蔵管理)と掛屋(収納・送金)
④徳川時代:全国覇者(17~19C前半)→検知と石高制(300歩(坪)で1石の生産)
水上交通と大坂の発展、下りもの
三貨体制(金・銀・銭貨)、両替商、江戸為替(先物)、末期のインフレで破綻
⑤明治維新:産業化(19C後半~20C初頭)→横浜開港はビジネス・チャンス、博覧会、地租改正、秩禄処分(領主の家禄がなくなる)、株式会社、政商に官営工場払い下げ
⑥関東大震災:1920→GDPの30%超の被害、長期的な成長に、
⑦昭和:市場経済冬眠:1930~→電力と産業化の進展、金本位制離脱、技術革新、金融市場の発達で不況の脱却
知見は:
・大山崎神人:荏胡麻油の販売権、石清水八幡宮と大山崎 離宮八幡宮
・鉄道:江戸・大坂 19日 11.36円が20時間3.67円に短縮・低廉化
なかなか面白い