都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

那智の滝を見に、紀伊半島一周500kmバスの旅:14時間の行程

2019-08-06 02:08:21 | 趣味

 那智の滝を見たことがない、見たいと言っていると荊妻が阪急トラピックスの6千円のツアーを申し込んでくれた。朝7時に四条大宮発で、帰りは21時京都駅となり14時間500kmの紀伊半島一周バスの旅となった。

 ルートは、高速紀の川レストエリア、弁当を積み込んで梅干店に寄った後に車内で昼食、和歌山らしく梅干しや金山味噌がうまい。鄙びたお味で量も良かった。

 熊野古道の中辺路を通り、古道歩きの里 ちかつゆ(色々、観光情報を入手)、蒲鉾店、熊野川沿いに新宮まで出る。海岸沿いに那智に西に向かい、かけぬけ道を上がり、那智の滝(20分のみ)に着く。その後、再びバスに乗り近くの青岸渡寺と熊野本宮大社(1時間15分 読経込み、石段が500段ほどありきつい)、その後、16時ごろから帰路につき、伊勢路を走る。夕食の買い物のショッピング・センター、高速のレストエリアで21時前に京都駅に帰洛。トイレ休憩兼ねた停車が多く、非効率に感じた。バスにトイレがあると良いのではと思った。また、土産物販売協力のような印象もあるが、ツアー旅行名物を割り切るしかない。

 ツアーは、西国三十三所巡礼が主体で、シルバーの女性二人連れ、夫婦が多い。先達と添乗員、二人の運転手で45人程。慣れた方は、食べ物など荷物が多く、お参り完了とともにお休みに。慣れている、窓に吸盤フックで物かけを用意など小技が効いている。

 先達からお経や参拝の練習、熊野の歴史があるが、声が聞き取りにくく、本地垂迹( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AC%E5%9C%B0%E5%9E%82%E8%BF%B9 )は考え方だ。

 神仏習合( https://www.google.com/search?q=%E7%A5%9E%E4%BB%8F%E7%BF%92%E5%90%88&rlz=1C1GGRV_enJP790JP790&oq=%E7%A5%9E%E4%BB%8F%E7%BF%92%E5%90%88&aqs=chrome..69i57j0l5.364j0j8&sourceid=chrome&ie=UTF-8 )実態としてのありかただ。

神仏分離( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E4%BB%8F%E5%88%86%E9%9B%A2 )と廃仏毀釈は違う。

 など、ちょっと首をかしげる説明だ

 とまれ、今回の趣旨は西国三十三所( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%9B%BD%E4%B8%89%E5%8D%81%E4%B8%89%E6%89%80 )1番札所である青岸渡寺( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%92%E5%B2%B8%E6%B8%A1%E5%AF%BA )に参拝し、読経の上、住職より説法を賜った。

 個人的には、熊野三山( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%86%8A%E9%87%8E%E4%B8%89%E5%B1%B1 )と熊野街道、熊野詣に関心があり、1万歩程歩けたのと、風景を楽しんだのがよかった。

 熊野本宮大社( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%86%8A%E9%87%8E%E6%9C%AC%E5%AE%AE%E5%A4%A7%E7%A4%BE )は見所が多く、大楠の胎内くぐり、八咫烏( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E5%92%AB%E7%83%8F )、熊野から神武天皇を大和の橿原に道案内した故事にちなむ。また賀茂神社の賀茂建角身命の化身でもある。かわいらしい八咫烏とお宮の授与品があり、購った。荊妻も「運気を招く、可愛らしい」と喜んだ。

 那智の滝( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%82%A3%E6%99%BA%E6%BB%9D )は、前日の台風の増水もあり、圧倒的な水量と清冽で神秘的な様子だ。昔、歩いてこの滝を見ると、「神」を感じると思う。見ていて飽きることがない。周りの木々も太く大きい。しかも、これは那智川が大きな段差によって滝になっている。湖からの水のあふれ出る滝とは違う。固い層から柔らかい層の浸食で段差ができたようだ。( https://nankikumanogeo.jp/geosite/nachikatsuura/ )

 紀伊半島の山は急峻で、杉の倒木や、がけ崩れも多い。また、河川も幅が広く、洪水の時は道路の上をはるかに超すような表示もある。林業と、漁業が主体で水田は少ない。なかなか、治水、治山と利水に苦労していると思った。

 伊勢路で神宮から熊野の海岸線沿いに立派な防風林がある。これも、熊野古道として「初代新宮城主の水野重仲の整備」とある( https://www.chunichi.co.jp/ee/feature/allaboard/20181004.html )

 初めての、紀州探検は楽しかった。次は、友ヶ島だ。

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