都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

台風10号で、イヴェントが被害を受ける

2019-08-24 02:17:18 | 世情

 超大型のはずが大型になり、事前運休も多いが京都では風だけが強い。台風という感じがなく、「危険!」との警告が目立つ。

 徳島の阿波踊りも4日間の日程のうち、最後の2日間が中止。しかし、今年は運営も民間委託で良くなり総踊りも見ごたえがあったとのこと。

 京都では、例年参加の大文字護摩木奉納が中止に。連続が途切れることとなる。しかし、16日の五山送り火は実施。また、桂・修学院離宮なども15,16日と拝観中止に至った。

 山陽新幹線も事前運休だが、運営コスト、人員のリスクおよび特急料金払い戻し(要は運賃のみ)のリスクを考えると運休が得策になろう。同じく閉店を決めたそごう神戸店なども来客と売上げ、従業員のリスクの勘案で決めたのだろう。なかなか世の中、「絶対止めない」にこだわらなくなり、利用者も理解している。

 同じく、「ハザードマップ」も前は、資産価値が下がるという公表への反対圧力があったが、いまは「なんで言わない」になった。忖度から、共同体のリスク管理になったのは、お上が守ってくれるという「防災」から自己責任での「減災」へのシフトがある。

 被害を最小にするため、事前の心がけは良いが過剰反応も慎み最適化を図るべきかもしれない。そのためには、前に起こった災害の原因と、再発防止の対応や開発規制がもっとも肝要と思う。

 ソフトの対応重視だが、ハードの規制・誘導という中長期戦略も必要だ

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