コロナ禍の無担保低利融資が景気回復の時期の足かせに

　5月時点で17兆円（日本政策金融公庫と商工中金分：　https://news.yahoo.co.jp/articles/12f3339f63ffd944e12d73e5d9542d1ac420d34d　）これに、日本政策投資銀行（DBJ　緊急融資など：　https://www.asahi.com/articles/ASP5N6FY9P5NULFA01M.html　）を含むと更に拡大する。

　目の子で、24兆円とした場合、国民一人当たり20万円となる。これが、焦げ付くと財政が悪化する。しかも、景気回復で返済を求めても数年は要するだろう。

　貸付なのか、ベーシック・インカム（　https://en.wikipedia.org/wiki/Universal_basic_income　）の代替なのかは区別して政策対応が欲しい。

　貸付みたいだが、個人は貸倒れやむなしというならモラル・ハザードが起こり、誰も返さない。また、企業も返済の審査なしでは「ゾンビ」を蔓延らせるだけだ。政府にぶら下がる企業を増やすより、明日の起業や転換を支援すべきだ。変化を嫌い、既得権保護はやめよう。サラリーマンですら、ジョブ型で終身雇用制もなくなりそうな今だ

　それとも、融資は票確保のためか