入口に「マスクを机に置くな」などの注意書きがある。店主は芳香剤のアレルギーらしく張り紙がある。注文の多い店だ。
口開けに入る。一番奥。後客で常連がすぐに調理場の前に座り、マスクを外して大声で、女将さんと盛り上がり5分程話している。ちょっと感染が怖いため、出ようかと思っていたら、やっとマスクをかけた。コロナでも会話にはおおらかなようだ。
しょうがないので着丼を食べ始める。
冷やしつけ麺Laヴィシソワーズをご飯付きで1,000円、麵を先に、次に豚のひき肉を入れ、最後にカレー粉のかかったご飯を入る食べ方。麵には糸唐辛子とパクチーがひとつ。麵はつるつる太目だが粉のうま味がない。自家製麵のうえまちなどにはるかに及ばない。ヴィシソワーズはまあまあの味で、麵が多く飽きてくる。卓上には胡椒などカスターはない。鶏のチャーシュー2枚は味が無く凡庸。ひき肉を入れると、ひき肉の味と玉葱でどうにか食べ進む。カレーごはんを入れるとジャンクなお味で腹が膨れる。
食べ終えて口の周りが汚れているのもあり持参のティシュで拭いて、食べ終えた茶碗に入れると女将から「ティシュを入れないで」と大声で言われた。聞くと、注意書きに書いてあるとのこと。これはこちらに非がある。
しかし、口を拭くなら、マンション入り口のゴミ箱に入れろとのこと(見てみるとマンション住民専用で客は利用できない様子だが)口の周りを拭くティッシュが感染源となるなら、箸やレンゲはもっと危ないと思うが。また、残された廃棄の食材(唾液など感染リスクは高い)にティッシュが混じっても、大きな差異にならないと考えるが。
どうしても、マスクやティッシュの廃棄にこだわるならなぜ、マスクやゴミ入れを準備しないのだろうか。顧客視線の欠如を感じる。
味は、そこそこ、もてなしが疑問。常連向けの店で、再訪はない