久々の桂離宮、売店のおばさんとご挨拶。新御殿は杮葺き修理が完了、楽器の間、古書院・中書院は工事中。御輿寄も近づけず。10名で8:50開始。案内は若い女性の汪さん、活舌が良く聞き取りやすい。松琴亭西の杉の大木が賞花亭の杉山を暗示する、新御殿の前の川岸にある樅の木も不可思議との指摘。もともとは藤原氏別荘(桂家)だった歴史もあると聞く。園林堂の前にあるのは再輝灯籠と呼ばれるのも初めて知った。
初秋の青紅葉と赤紅葉の混合、笑意軒横の枝垂桜の葉が多様な色づきで楽しめる。紺碧の空で風も無く穏やか。
蘇鉄山手前の苔や土橋の苔が剥げている。飛び石の両側には魚子(ななこ)垣(竹を幅2㎝程度に割り、半円形に曲げ、地面に差し込んだ連続する垣根)が整備され、芝の保護を徹底している。インバウンド騒動の時は、アジア系の観光客が集団に追いつこうと苔の上を走っていたのも思い出した。
水が澄んでおり、鷺が飛び、鴨の大群が群れる。秋を感じる。
出口近くの霰零しの中にある小さなどんぐりを拾う、家に飾るのがこの時期の恒例
外に回り桂川沿いの桂垣が大分痛んでいる。また、やり替えの時期だ。
中村軒で栗おこわ2合購う、秋の大好物だ