海外は円安で高いためなかなか行く気がしない。ちょっとゆったりと夫婦で土曜のお昼を楽しむ。平日にしたかったが、予約が一杯、観光公害の一つだ。
通り庭は御影の真の敷石、奥は赤御影の草の敷石、たぬきと蛇の祠がある。仕出しのため調理場が大きい。奥に座敷、隣地への拡張だ。
2階、落ち着いたイロハモミジと光悦垣の坪庭が見える個室に案内される、二人でゆったり。夏場は苔が焼け、やり替えたとのこと。
当方は卵白アレルギーのため特別、荊妻のメニューは()
先付:栗白和え、車海老
・渋皮付きの栗の甘み、白和えのぼってり、車海老の赤が色っぽい
小付:いくら舞茸お浸し雲子(いくら茶碗蒸)
・ねっとりお浸し楽しめる
造里:縞鯵、鯛、紋甲烏賊
・丁寧な包丁、熟成した鯛はポン酢おろしにアサツキ、縞鯵は歯ざわり良く、紋甲はねっとり
御椀:甘鯛(焼帆立真丈)白平茸
・出汁と甘鯛がたまらない、大きな柚子の薬味
油物:海老芋、唐墨、衣は米粉(アレルギー対策)
・油の衣、ねっとり甘い海老芋、分厚い唐墨のしょっぱみが面白い
焚合:鴨、蕪、滑子、香茸、菊菜、蓮餅、白髪葱
・紙鍋仕立て、治部煮に近い、蓮餅はねっとりのなかに歯触りの良い蓮があり面白い、このとろみが出汁に出る、茸もうまい。汁にうま味がたっぷり、飲み干すと結構塩っぱい。お冷が出されるのが分かる
・名物のフカヒレと胡麻豆腐出なかったのは、卵白のためか
御飯:湯葉雲丹餡掛けご飯
・ちょっと塩っぱめ
香物:日野菜、赤蕪、昆布
・これも塩っぱめ、酒の最後にあう
水物:洋梨シャーベット
・底にメロン、雪だるまの姿
料理は1万6千円、酒1本で、サーヴィス料(15%)に税(10%)があり4万2千円程。三宮のステーキと同じ位の価格。
うま味があり汁ものが良かった。結構塩っぱい、お酒よりお茶がすすんだ。2時間半快適だった。海外客は、なかなか対応に苦労があるとのお話もあった。
料理旅館に泊まって夕食と思うとお値打ち