都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

食旅と観光まちづくり 安田亘宏 : 事例紹介のようで物足りない

2010-09-12 06:22:32 | 都市経営

 最近、地域の特色ある食事がメディアに採り上げられる。また観光も都市産業として観光庁などがMICE( http://www.mlit.go.jp/kankocho/shisaku/kokusai/mice.html )と称して企業系の旅行誘致を図っている。<o:p></o:p>

 今回の食旅というのは著者の造語で「地域の特色ある食を楽しむ旅行とそれを資源とした観光」と定義されている。つまりは、いわゆる一般消費者主体の食べに行く旅でMICEなどとは違いそうだ。学会などでは、学会が目的であり「美味しいもの」はたまたまだろうから。<o:p></o:p>

 本書には食旅のテーマなど8分類があるが特に目新しくない。男女や年齢層に分けての分析も特に注目すべき知見がない。<o:p></o:p>

外国人個人旅行者をFree Indivisual Tourist (FIT)として定義しているが、自分で計画・手配する旅行タイプはインターネットや情報の増加に伴い今後の日本人にも増えるだろう。個人で車や鉄道で気軽に「食旅」に行ける状況がある。1,000円高速と香川のうどん巡りの混雑と同じようなものだ。<o:p></o:p>

誘致圏で日帰り圏、1泊圏(100500km)、2泊圏(500km以上)に分析して方策を検討しているが、結論が出ていない。これは、「食」だけで、宿泊観光というのは例外だからだ。京都に食目的で来訪しても、やはり東山や嵐山にも足を運ぶだろう。「食」は日帰りなら目的となるが、宿泊なら「観光もして泊まってゆっくり味わおう」になるため、マーケティングと動機が異なる。<o:p></o:p>

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観光は都市産業だが、まずはもてなしだ。 そして本物がないと楽しめない。<o:p></o:p>

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グリル葵 和風トンカツと松茸ご飯で秋を

2010-09-11 06:27:38 | 食べ歩き

 久々に葵へ。季節のメニューで1,200円和風トンカツはカラリと揚がったとんかつに玉子と玉葱の出汁の掛かったカツ丼の頭のようなもの。美味しい。衣がさくさく、出汁が効いている甘辛さ。松茸ご飯を大盛で。松茸炊き込みピラフみたいで結構塩っぱくぱらぱらでした。あまり松茸の香がしなかった。<o:p></o:p>

 テニスの後、お腹が空いていたのもあって一気に平らげる。これなら白いご飯と松茸フライの方が良いなと思う。<o:p></o:p>

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松茸と酢橘は秋のシンボル<o:p></o:p>

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水のある街の探検:自転車で

2010-09-10 06:20:49 | 趣味

酷暑だが、自転車で走りたくてうずうずする。水のある風景が好きで走りたい。<o:p></o:p>

水の郷百選というのがあり近江八幡、米原市醒井宿、マキノ町水郷、甲良町あたりがよさそうだ。<o:p></o:p>

計画が楽しい。ネットは便利。地図で街並みまで見える。昔は地図、ガイド、書籍を集めるのから始めてファイルを作ったものだ。<o:p></o:p>

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秋は学会の中国視察もあるし、10月かな。スケッチもしたい。<o:p></o:p>

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地球温暖化は本当か:疑うマクロ(地球)とマイクロ(都市)で考えよう

2010-09-09 05:54:28 | マクロ経済

異常気象の酷暑。偏西風の北上と高気圧の居座りの確率はどのくらいだろう。寒い冬や来年のアレルギーも心配だ。<o:p></o:p>

これは地球での大気の流れの短期的変化による気象現象であり温暖化とは関係ないはずだ。<o:p></o:p>

関西での気温データが面白い。大阪に比べ京都は最高気温1~2度高いが、最低は12度低い。<o:p></o:p>

大阪は冷えない、都市の熱がこもると考えられる。京都は盆地だから気温の上昇は急激だが、木が多く朝露が降りて冷える、森林の地表温度が低いなどの効果ではないか。<o:p></o:p>

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温暖化と右にならうより地域の方策を考えるのが得策ではないか<o:p></o:p>

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つるとんたん(本町):手軽なご馳走 

2010-09-08 05:30:38 | 食べ歩き

肉団子(野菜の餡がたっぷり) 稲荷(3個) 冷たいうどん(2.5玉まで無料)。これで880円、お腹一杯に間違いなくなる。<o:p></o:p>

うどんが美味しい。噛み締めの弾力、のどごしのつるつる。まるで生きているようだ。<o:p></o:p>

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食欲減退のこの頃、夕ご飯がいらない位の満足です。<o:p></o:p>

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ミーイズム(利己主義)の進展:大儀なく己の利益に

2010-09-07 06:06:33 | 世情

育児放棄やら、麻薬やら、地域統合やら、政権闘争やら、CEOの給与やら、世の中のためと言うより個人の利益が先行してはいまいか。<o:p></o:p>

大きな夢、人のために世の中を変えるというより、小さな幸せ「小確幸」が良いと見なされる。しかも経済と社会は格差拡大、雇用不安、ストレスがあり互いに自分を守る状況だ。<o:p></o:p>

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しかし、経済は先進国成熟化のあおりと、技術も成熟化となり、低成長・低金利のパラダイムシフトとなっている。低金利のお金がバブルを産み、リーマンショックとなった。当たり前だ。更に金融工学という原材料のわからない「餃子」と「格付け」、「保証保険」を生み出した。今や、余り金は日本買いとなり、対ユーロ、ドルでは円高となっている。恐らく、ヘッジが掛かっているだろうから、そのうち急に円安なり為替予約では大損が出るだろう。<o:p></o:p>

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 今こそ、アメリカ・ヨーロッパを買う時期だ。株も安い。日本の中でお互い自分の利益を考えていては損だ。国際的な競争だ、<o:p></o:p>

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維新の精神は気高いように見えるが、その裏は利権争いでもあった <o:p></o:p>

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平野屋の豆腐を冷奴で

2010-09-06 19:25:52 | 京都

晩夏の夕べ。渋く、冷奴で。<o:p></o:p>

 醤油は正金、土生姜の卸、酢橘の皮の卸、小口葱で。<o:p></o:p>

 そのままでは豆腐の滋味が感じられる。一寸醤油をつけても奥行きがある。一口ずつ、薬味を載せて楽しむ。それにしても暑い。空調のなかゆったり。<o:p></o:p>

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夏はこの後の一眠りが極楽だ。<o:p></o:p>

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都市の位置付けから見た大阪府と市の違い:橋下構想を疑う、大阪市の政策

2010-09-05 06:26:28 | 都市経営

大昔の都市計画の講義を思いだす。政令指定都市の背景は大都市の特例に源がある。特別市、指定都市の流れで5大都市(横浜、名古屋、京都、大阪、神戸)を当初の政令指定都市として都道府県レベルの位置付けとした。<o:p></o:p>

東京都は特別で東京府と東京市が戦時の法令で統合された。特殊な地方自治の形だ。<o:p></o:p>

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今回、GDPで見ると、大阪市21.5兆円(大阪市経済局 2007)、大阪府40.5兆円(大阪府 2008)だ。つまりは大阪市を除いた大阪府は19.0兆円となり大阪市より経済規模が小さい。都市は都心に集約している状況からこの動きは止まらないと見られる。<o:p></o:p>

もともと橋下知事は関西州として国を分割し小回りできる自治を目指したはずだ。それが、大阪都に路線変更になったとは訝る。府が市を飲み込むのはおかしい。経済原則や集積から考えると市が府を飲み込み大阪都になるのならわかる。<o:p></o:p>

あげくの果てに大阪市・堺市を分割するという。堺市のGDPも加えると更に大きくなる。経済の論理ではなく面積の論理だろうか。若し、行政、事務で大阪府と市の間に大きな無駄があるのならその具体例と試算、考える対応策と大阪都に収斂するロジックの説明があるべきだろう。<o:p></o:p>

発想は豊かだが歴史という背景と経済力という数値の把握に大きな課題がある<o:p></o:p>

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だかと言って大阪市が良いというものではない。橋下知事も事業仕分けについて「ひどい組織」とコメントしている。(大阪市も大阪府もバブル期からの課題なプロジェクトが多いのはお互いさまだが)<o:p></o:p>

最近の報道では税収の半分相当が生活補助 2,400億円、人口の5% 10万世帯とある。<o:p></o:p>

ここは、奥田英朗 「無理」が生活保護の不正受給や利権と世襲の政治のてんこ盛り事例としてある。生活保護はフリーライダーでなく不公平や貧困ビジネスの根源でないという証明が必要だ。そのためには、適正審査、運用の効率化、就職斡旋技能向上の具体策を提示すべきだ。経済寄与・発展のた、め5%の労働力の有効利用と働き甲斐があるなら大阪市の更なる発展となろうし、負担も軽減される。<o:p></o:p>

考えて頂きたいのは、現在、自殺者3万人だ。このストレスとの対比で考えるのが世間の目ではなかろうか。<o:p></o:p>

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大きな仕組みで、自治体から具体的方策の立案と実践が欲しい。大阪都はその後で十分だ。<o:p></o:p>

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西宮大勝軒 スープのうまみが本家と違う

2010-09-04 07:03:15 | 食べ歩き

久々に訪れる。大盛のメンマラーメン 900円を。なんと言っても麺が一杯で東池袋を思い出す。しかし麺がほぐれない。スープが少ないし丼が小さいからか。メンマは味がなくチャーシューは硬くて旨味がいまひとつ。<o:p></o:p>

東京時代には東池袋のお弟子筋にあたる「ごとう」が好みだった。東池袋よりも上品でチャーシューが美味しかった。西宮はスープの味の厚みが感じられない。野菜からかとろみはある。分り易い美味さがない。麺はもう少ししなやかなのが良いかな。<o:p></o:p>

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話し変わって、煮干とラードの西永福にある大勝軒のようなさっぱりも関西に欲しいな<o:p></o:p>

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花火の終了後混雑の考察

2010-09-03 06:08:22 | 都市経営

 この前花火に行った折、帰りのピーク性は花火が一番高いと思い出した。 花火で大掛りなものは、集客が20万人規模で大きい。コンサートやスポーツでも数万人だ。また、祇園祭の宵山が2050万人の集客だが五月雨式の集まりと帰りでピーク性が低い。<o:p></o:p>

 花火は2時間くらいの打上げ時間に向けて集まり、終わると殆どの方が直ぐ帰る。これは、花火による火災を懸念しかつ良く花火の見える他に施設がない河川敷や海岸が選ばれること、駅から距離がそこそこあること、目当てが花火でその後は別の場所での楽しみなどの予定になること、始まりが日没以降で終わりは21時ごろとなり結構遅くなることなどがある。<o:p></o:p>

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集客を分散させる対応を考えた<o:p></o:p>

     花火を長く、散漫に展開 <o:p></o:p>

なかなか終わらない花火(そんなものがあるのか)、散漫に長引く花火。12時まで引っ張るのも。<o:p></o:p>

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     アフター花火 屋台やイベント <o:p></o:p>

 打上げ台や広場でのでコンサートなど。浴衣にあった屋台などもあれば楽しめる。<o:p></o:p>

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     利用時間指定の切符<o:p></o:p>

 帰りの交通機関の切符を時間指定にする。一種のファスト・パスの逆のようなもの。<o:p></o:p>

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花火は無料だから人が集まる。いっそ有料観覧席を増やしてみるのも花火前の楽しみと消費が増えないだろうか。<o:p></o:p>

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みな川 (北白川) 蕎麦は上品

2010-09-02 05:55:24 | 食べ歩き

 蕎麦は、ご贔屓の美々卯が好きだ。もともと切り蕎麦の発祥は大坂で、東京の砂場も大坂が出自だ。みな川のお昼のおろしそば定食(冷たい蕎麦に揚げ玉、おろし、黄身、葱、お揚げ 海苔 としょうがご飯、漬物)で1,200円。量は上品。味も上品で麺は細くもりづゆは節が弱く昆布で支える。あっけなく食べ終える。蕎麦湯が来ないので声を掛ける。濃くて美味しい。これが良かった。<o:p></o:p>

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 夏に上品なそばは物足りない。<o:p></o:p>

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酷暑を生き延びる、秋の気配

2010-09-01 05:35:53 | 京都

 テニスの間、湿度が低く、さわやかな風を感じる。トンボも増えた。何よりボールが弾む。最近、ドライブを練習しているがあまり回転がかからないくらいだ。<o:p></o:p>

 9月はそろそろ酢橘も美味しいし、秋刀魚も良いな。夏を生き抜いたご褒美のような感じだ。夕方、肌寒く感じるようになれば赤垣屋の一杯が楽しみだ。久々に自転車で今井食堂の鯖煮も良い。<o:p></o:p>

 東山はナラ枯れが目立つ。紅葉はどうなのだろう。今年も暮れには柿を描くつもりだ。<o:p></o:p>

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夏はすべてを焼きつくす。その後は豊潤が待っている。<o:p></o:p>

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