やっと晴れた。空が蒼い。陽射しがきつい。
7時間寝て、すっきり。それでも5時に起きる。色々雑用をこなす。朝からスペイン広場経由でFCGに乗り、コロニア・グエルに
Església de la Colònia Güell
FCGの交通費と拝観、オーディオ・セット込みで€15.2と格安。11番目の駅だが分かりやすい。工業都市として1890年(日本は明治の初期)に紡績工場と労働者の都市を計画したようだ。このころなら蒸気機関を使っていたと思う。ここでの教会として計画したが、やりかけで地下聖堂のみだ。
これは傑作だ。地下の4本の斜め柱、天井の煉瓦とシェル構造。放物線もどきの窓の逆水滴型など、荒々しいがガウディのエッセンスが濃縮されている。
開館10時で、その前に関連施設も視察したが、いまひとつだった。お金がかかっていない。特に住宅は間口5m程度の中庭型で2階建てだった。
今も暮らすおばあさんが、窓に花を飾って、娘とほのぼの話していた。また挨拶が多く、地域のコミュニティがある。
これは未完の傑作というしかない。これがガウディで一番だ。
Monjtjuic:モンジュイックの丘
スペイン広場駅からすぐ。ますは
Pavello Balrcelona
でミース( Mies van der Rooh https://en.wikipedia.org/wiki/Ludwig_Mies_van_der_Rohe )の復元作品を€5で鑑賞。入るときにおじさんが「学生だろ、安いぜ!」と言われたが、大人料金を支払う。NYのSeagram BuildingとBarcelona Chair ( https://en.wikipedia.org/wiki/Barcelona_chair )が思い浮かぶ。
ものはつまらない。見たという事実があるだけ。
喉が渇いて水を€1.5で買う。観光地値段だ。噴水の階段を上がる(実はエスカレーター)、丘の上からの景色は和む。都市を北に見るため、くっきり見える。サクラダ・ファミリア教会とTorre Agbar ( https://en.wikipedia.org/wiki/Torre_Gl%C3%B2ries )という「なんか」みたいなビルが両方見えるのが可笑しい。
Fundació Joan Miró
地元のJosep Lluís Sert の設計( https://en.wikipedia.org/wiki/Josep_Llu%C3%ADs_Sert )、MITに居た頃、Holyoke Center の前を通り、Au Bon Pain など使った。今は改名して( https://construction.harvard.edu/smith-campus-center-0 )
閑話休題、
Miloは優しい。このバルセロナの特色だ。人懐っこくて、明るさがある。ぼーっと巡り、建築も堪能した€12で満足。
傑作建築でしかも、安い工法。セルトにしては優しいゆったりした感じ。ミロも良くて、正面にある「おっさん」の下半身でとんがったのが先だけ光っているのが流石だ。
この後、フニクラ(ケーブル・カー)に乗って、Paral Lel駅までDrassanes駅までもT10でお得だ。ケーブル・カーは一番前で見ていたら、都市の下をくぐっていて面白い。ケーブル・カー好きとしては、とても得をした気分だ。
Barrio Gótico
旧市街で道が狭い。3~6m位で両側に5階建てくらいの中層建築。Las Ramblasという中通り公園(両側は車道)は素晴らしい。屋台みたいなテラス席が出ている。呼び込みも多い。
Palau Guel
グエル邸で都心にある。当時は馬車で馬が地下に飼われていた。ここは、地下の柱、屋上の排気塔と光窓、派手な装飾に尽きる。€12位(現金があまっておりスリップがない) 不幸なことにカメラの電池が切れた。。。
構造は煉瓦、鉄、木造の床のようで成金趣味だ。屋上の派手な排気塔など、街並みにそぐわない。よく言うと複合建築だが、ガウディのヴォキャブラリーが満載だ。
Picasso
€12、チケット売場と入口が分かりにくい。
年齢別の展示は面白い、これほどのピカソは初めて見た。35歳ごろの転換、晩年の鳩の連作など楽しめたが如何せん修復型であり動線が悪い。
そのうえ、中学生の見学もありマナーも悪い。ピカソは「青の時代」が一番好きだ。
カメラの電池を充電に一度、ホテルに帰りほのぼの
Tablao Cordobes
フラメンコを観に、€79.5で18:45に予約。18:40に行くと、殆ど入店済みでブッフェ。食べ物は干からびているサラダとかぞんざいパエジャ。塩っぱい、ここでJTBの案内の山本さんと会い雑談。サングリアは甘くCavaもいまいちで2杯飲む、フライド・ポテトとマヨネーズは相性が良い。その他は干からびたり、くたびれていたりで今ひとつ。8時前に案内されて、舞台のかぶりつきに。入口で何列目か指定があったようで確認していた。
ショーは古典的というか、足を踏み鳴らすだけで上体の表現が今一つ。若い女性の踊りがよかったが、疲れていた様子。毎晩同じようなのでは日本の歌謡ショーだ。観光ものはあかんな。阿波踊りの公園での乱れ踊りのほうがずっと良い。
フロアを管理するおばさんはすごい。遣りてだ。しかし、スタッフはあまり使えない。大体、2階でステージも安物な感じがした。
これなら、祇園でお座敷が高いが、うまいしくつろげるからお得と思った。観光地のショーで、客層も観光客のみ、地元の旦那はいない。アメリカのカリフォルニアからの団体のマナーが悪い。
両側が道路で線状の緑地が続くLas Ramblasは賑わっていた。ホテルで「大丈夫!」と言われた地下鉄で9時過ぎに帰る。Casa Millaはすでに消灯