10年ほど前、一度食べたがあまり良い印象ではなかった。大盛と言われるカキフライ(1,274円)を口開けで注文。結構長い時間揚げているのが分かる。揚げ油はラードのようで、衣は薄目でまとわりつき、一部、牡蠣が見えているところも。牡蠣は10個でやや大振り。ガルニは少量の茹でキャベツ、茹でモヤシ、人参のグラッセ(煮込み過ぎ)にタルタル・ソース。別に、野菜用のフレンチ・ドレッシングとオーロラ・ソースにスパイスの入った牡蠣用のソース。
ご飯は多め、お汁は色々な麩と甘い高野豆腐、若布が入った吸い物で甘めでぼんやりしたお味。漬物は繊切タクワンと野沢菜漬けで塩気がある出来合いのもの。
牡蠣は汁気たっぷり。醤油をもらってちょっと垂らしタルタル・ソースがうまい。しかし6個目あたりから衣にラードが重く感じる。結局、できるだけ衣を剥がして食べきる。
量が多く、これなら5個で1,000円にしてくれたほうが良いと思う。また、全体にぼんやりしたレトロなお味だ。
灰皿が各テーブルにあり、喫煙は好きではない。また床に靴がひっついたり、水のグラスがねっとりしていたりと脂が飛んでいるようだ。
このお値段で、多すぎる量は好みではない