夜中の12時過ぎに隣の音で目が覚める。なんとなく雑用と移動用意を片付け、7:30から例によりBLTの朝食。ちょっと胃がもたれている。同じホテルの日本人夫妻と乗り合せMadrid-P.A.駅に。駅で建築学科の4年生の卒業初めての単独海外旅行の方とも同行する。鉄道は面倒で9:30発だが、9時過ぎでないとホーム番号が決まらない。renfe は3時間の行程だが、良いクラスにした。電源はあるが、Wi-Fiが無い。
2人席の窓際に座り、空いていると思ったら、変に分かれた4人組に囲まれる。席を変わってあげたいがよく分からない。後ろを向いて話すなど落ち着かない。
朝食が出るが、トルティージャで食べられず。ガルニの人参やえんどう豆もマギーのお味。Cavaをもらうと200mlで丁度ブランチ酒に良い。朝は食べているため、ヨーグルトで喉を保護する。結構、日本人が多い。
路線はときどきトンネルと切通しがあるが、大体平滑。オリーブなどの畑と岩山、赤土とうねりのある地形は水平の水田が段状につながる日本と違う。大陸真ん中のマドリッドから地中海沿岸のバルセロナに向かい移動式大型のスプリンクラーなどが見える。
Lleida駅を過ぎて、今度は整った列に植え、機械が間を進む段々畑が見える。時々、太陽光の発電パネルもある。雨だったのに陽が射してきた。
声掛けして、前に座っている日本人ご夫婦の写真を撮って差し上げる。ついでに当方の写真も。
駅まで迎えが来て、ホテル・ガレリーに、Diagonal駅に近く、Passeig de Gaciaという繁華街とガウティ建築にも近い。街区は400mを3分割し、京都の40丈の街割りに近い。なんとなく親近感があるはずだ。マドリッドは放射状というか網の目で比較すると面白い。( http://web.kyoto-inet.or.jp/org/gakugei/judi/semina/s1205/abe005.htm )
ガウディ探検の嚆矢としてCasa Batlloに行く。雨が降り出す、iPhoneで解説が14ヶ所、割引でJTBから買ったのが€24.5、おお高い。あまり感心しなかった。まあ、怖いもの見たさみたいなところがあるからしょうがない。空調で排気や窓に留意しているが、仕掛けみたいなものだ。雨で一度、ギャラリー・ホテルまで戻ってゴアテックスのモンベル・パーカーを出す。ちょっと元気を出すために一杯。
今度はCasa Milaに€25で、屋上の換気口の仕組み(横に出す穴、周りを囲む円、天辺の3構成で捩れが入った四角)がよく分かった。結構ガウディは飽きてきた、その上に雨だ。構造は、レンガ1枚の厚みの放物線アーチが連続し、高さも変えて屋上に段を構成し、螺旋階段と煙突のシャフトが突き抜ける構成。小窓も水切りがあり感心した。構造図のアクソメがあると一発で分かる。模型展示が多く、理解が楽しかった。ここも番号を押して解説がある端末を貸してくれる。日本語も人気。
ホテルも親切で、サクラダファミリアやグエル公園のチケットを取るのを手伝ってくれた。JTB指定で日本人が多いためか、また日本語人気だそうで、部屋の番号も日本語で答えてキーを渡してくれるなどお茶目。
昨晩、3時間しか寝ていないため疲れて、手近なバーガーキングでワッパーを買う。ALL Heavyは無い。久々でおいしい。ウオッカを飲んで、お風呂に入るともう8時。ふらふら。最終日の朝は3:30に迎えに来て6:00に乗り、アムステルダムで6時間のトランジット。どうにかならんか。