シュバルツママさんからいただいた「タヌキ本」楽しく読みました
チラッと見ただけでも沢山ネット記載があり、今さら紹介するまでもない本のようですが・・・
京都に棲む由緒ある狸一族に天狗も入り乱れての愉快な冒険物語です
変幻自在の化け力がありながら、何故か狸汁に調理されてしまう愛すべき狸さん。でも、タイトルが示すとおり、最後には一家有頂天の幕切れとなりますので、これから読もうかな、という方もご安心ください
表紙のイラストからは、京町家の情趣が立ちのぼるようです。現代の京都が舞台で、言わば「役に立たない現代京都ガイド」にもなっています。「役に立たない」というのは、出てくる店など、多分、架空のものもあるからです。
こういう狸さんたちに戦国京都で活躍してもらったら面白かろうな~と思います。例えば、本能寺で自害した信長さんは、実は狸さんが木の葉で創った替え玉で、本物は、大陸に渡って
ヌルハチさんになったとか・・・(義経さんがジンギスカンさんになった伝説もありますから
)
それより、もっとリアリティ?があるのは、小栗栖で落命したと言われる光秀さんが、実は狸さんの用意した木の葉の替え玉で、本人は
天海さんになって活躍
Amazon.jp:
有頂天家族
この記事のタイトル(きょうだぬき、しるのいちだいじ)は、全く何の関係もありませんが「
京鹿子娘道成寺」のマネです
以前チラッとアップしましたが、戦国時代から江戸初期の京都を舞台に、
嵯峨本を本当の主人公とする「
嵯峨野明月記」。町衆の立場から距離を置いて語られる本能寺前後の様子が圧巻で、ひところ繰り返して読みました。
以前の記事:
よしの山
ふろく:近所のお花
今日の蛇足
アイスランドのエイヤフィヤトラヨークトル火山がまた火山灰をまき散らして、ヨーロッパの空路が、
トコロマダラに乱れています