みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ななみみず前身「みみざこ連」




仔ニャンコ・仔ワンコが新たなお家に迎えられるには、いつ頃が良いのでしょうか?
いわゆる「8週齢」問題については、こちらをご覧ください。六つ子の仔猫の動画もあります。

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通常1日おきに更新の予定ですが、2日おき、あるいは3日おきになることもあるかも・・・(^v^;)

ネコとゾウ

2010-05-26 | おきにいり


前回ご紹介しましたニャンコDVD、YouTubeにありましたのでアップ

イル・ミオ・アミーコ・ガット
Documentario gatti - Il Mio Amico Gatto - parte 1/6


出だしの9分間。イタリア語ですが、内容は明瞭。
ネコは4000年前から人間と深い絆で結び付いている。ネコは知能が高く単独生活ができ、独立独歩である。従って、イヌのように「仕事」を「委嘱」することはできない。家畜化された主な動物の中で、ネコは唯一「仕事」をしない動物である。ネコの身体には優れた特質があり・・・
といったお話です。ネコを紹介するドキュメンタリーは各国に色々あると思いますが、要するに、いくら見ても可愛い


  

24日は「精霊降臨節の月曜」というカトリックの祝日でお休み。友達に勧められたドキュメンタリー映画を見てきました。ロシア文学をドイツ語に翻訳する翻訳者として現代ドイツの第一人者であるスヴェトラーナ・ガイヤー(85才)を紹介するドキュメンタリー。

5頭のゾウを連れた女性

映画館で買ったプログラム(上の写真が18才のガイヤー)


5頭のゾウというのは、彼女が訳したドストエフスキーの5大作で、映画の一部を紹介するYouTubeで、彼女が本を手にとっては「1頭目のゾウ」「2頭目のゾウ」・・・と数えるシーンがあります。
スヴェトラーナ・ガイヤーはウクライナの生まれで、お父さんはスターリンの粛清の犠牲となり、ナチス・ドイツ軍のソ連占領中、ドイツ語ができるため18才で通訳として働き始め、戦争末期に撤収するドイツ軍とともにドイツへ来て、更にドイツ語を研鑽。その彼女が、ウクライナの招待で、約65年ぶりに故国を訪れます。スヴェトラーナ・ガイヤーは優れた翻訳家であると同時に、20世紀ヨーロッパ史の生き証人です。

これもYouTubeに紹介がありましたのでアップします


5頭のゾウを連れた女性
Hot docs 2010 Trailers: THE WOMAN WITH THE 5 ELEPHANTS

ドイツ語とロシア語で英語字幕付き

追記:若い頃のスヴェトラーナ・ガイヤーがチャーミングなので、勘ぐる向きもあるかと思いますが、映画の中で彼女自身「ベットに呼び込もうとか、そういう下心は全く無しに、多くのドイツ人が私を助けてくれました。私の翻訳は、彼らに対する感謝の気持ちです」と述べています。彼女の知的な美しさは85才の今、ますます輝いているように思えます


どうも、日本では紹介されていないようです。ロシア語からドイツ語への翻訳者というのでは、あまり関係ないせいかもしれません