叩きの極致 2010-07-01 | おきにいり それは今を去る19日前、6月11日のことです。マルチ・パーカッション奏者と呼ばれる マルティン・グルビンガーのコンサートを聴きました(見ました)。 以前から、色々な情報を読んで、一度直接「叩きの極致」を見て(聴いて) みたいと思っていたのです グルビンガーは1983年ザルツブルク生まれで、天才パーカショニストと 高く評価されています(残念ながら、ドイツ語以外のウィキ情報はまだありません) 様々な情報に違わず、当日もブルーノ・ハルトル(1963年ウィーン生まれの作曲家)の 「パーカッションのための協奏曲」で24の楽器を叩きまくりました。 しかも30分の作品の始めから終わりまで、ほぼ「出ずっぱり」で、更に全て暗譜で演奏。 尤も、自分の周りにグルッと楽器が輪になって並んでいるのを牛若丸のように 「ここと思えば又あちら」という具合に動き回って演奏するので、 楽譜を見ているヒマなどないでしょう。 正しく「叩きの極致」です コンツェルトハウス5月6月のプログラム予告パンフの該当ページ アンコールに応えて「小太鼓のアクロバット」を見せて(聞かせて)くれました それをお見せしたいところですが、まだ該当する動画は見つけていません 以下のYouTubeでも「叩きの極致」のサワリが見られます パーカッションの爆発 小太鼓部分が、ちょっと当日のアンコールに近い(アンコールではアクロバット叩きを披露) パーカッションの極致 パーカッション・マラソンでは4時間演奏(たぶん世界記録) ヨーロッパのみならず南米、アフリカ、アジアなど、あらゆる打楽器を演奏。 叩けるものなら何でも叩く人です グルビンガーは人種差別反対の立場から社会的にも活動しているそうです