もくもくもくも 2010-07-17 | その他 日本各地で豪雨の被害が出ているようですが、ここいら辺でも猛暑と、 それに伴う豪雨の被害が出ています 7月15日付けNZZ(新チューリヒ新聞)の記事:爆発的な空気のミックス 右側の記事は「日光に当てすぎると携帯電話がこわれる」 豪雨記事の概略 この夏は何故、通常より早くから雷雨が頻発しているのか? 今年は既に3週間以上30度以上の日が続き、2003年の猛暑と比較されるが、2003年には スペイン・南仏からの乾燥した熱い高気圧が広範囲に安定しており雷雨は少なかった。 今回は、この高気圧に大西洋から湿った低気圧がぶつかり、繰り返し 爆発的な空気のミックスが形成され、雷を伴う豪雨や雹が頻発している。 熱気と冷気が混ざってできる「爆発的ミックス」の略図(黄色は稲妻) 下で暖まって上で冷えて、水滴が上下するヨーヨー現象で、やがて雹の粒が・・・ この記事の下の記事 「雷雨はあっても温度は下がらない」: スイスのバーゼルで35.4度を記録 「気象観測史上最も暑い7月」: 現在ドイツでの7月前半の中位気温は22.3度、これは、これまでで最も暑かった 2006年7月の22.1度を上回っている。 ええ、たったの22度!と驚かないでください。中間の気温が22度ということは、 最高気温が30度やそれ以上のこともあります。夏の最高気温が25度くらいだったところで 30度を越すと、やっぱり猛暑です ボン(ドイツ)近郊の豪雨被害(7月3日) アッター湖(オーストリア)付近の豪雨の後(7月5日) 豪雨、雷雨、雹の被害は、ドイツ、オーストリアだけでなく、スイス、フランスなどでも 出ています。国全体に被害が及ぶというわけではなく、これらの国々の幾つかの地方で 被害が出ており、倒木の下敷きになるなど犠牲者も出ています。 尤も、超大型の被害ではないので、当該国や周辺諸国以外では報道されないようです。 ウィーンでも15日夜に雷雨があり、当座は少し気温が下がりましたが 翌日からは又、最高気温30度以上で、最低気温20度以上の熱帯夜 ここら辺の熱帯夜については西山散歩の蛇足をご覧ください