みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ななみみず前身「みみざこ連」




仔ニャンコ・仔ワンコが新たなお家に迎えられるには、いつ頃が良いのでしょうか?
いわゆる「8週齢」問題については、こちらをご覧ください。六つ子の仔猫の動画もあります。

最新記事は、この下です↓
通常1日おきに更新の予定ですが、2日おき、あるいは3日おきになることもあるかも・・・(^v^;)

いぬめん

2010-11-15 | かりいぬ


麺の種類ではありません。
犬さんの飼い主が持たなければならない免許証です


ウィーン市では今年の7月から、いわゆる闘犬に分類される犬種について、飼育免許証の取得が義務付けられました。これに先立って市民にアンケート調査を行ったところ、回答者の89%が「猛犬免許」導入に賛成だったのです。免許取得には理論試験と実技試験があります(運転免許みたい)。「いぬめん」導入以前に既に該当犬種の犬さんを飼っている飼い主については、1年間の猶予期間があります。


ウィーン市広報11月号:「いぬめん」導入後の現況を伝える記事

左から警察の担当者、環境保護担当市会議員、飼い主とその犬さん、動物保護担当市会議員

この広報によると、ベルリンでは2000年、ハンブルクでは2006年から「いぬめん」が実施され、「猛犬」の噛み付き事故が減っているそうです。


「いぬめん」記事左側の小さい記事:「ホームレスさんのペットへの支援」


ホームレスさんの愛犬・愛猫について、ウィーン市では予防注射と救急医療の無料サービスをしています。



     


11月3日付NZZ(新チューリヒ新聞)の記事:「オーストリア人とペット」

写真説明「犬を散歩させるのはオーストリアの国民的スポーツ」(ドナウ旧流河畔)

この記事では、コンラート・ローレンツの「人間が動物と暮らしたがるのは、失われたパラダイスへの憧れなのだ」という言葉を引用、オーストリア人には、この憧れが特に強いらしいとして、次の数字を紹介しています。

オーストリア全国で120万世帯に200万匹の猫が暮らしている。
64万8000世帯に72万匹の犬が暮らしている(正規に登録されている犬の数)。

(私からの注:オーストリアの人口は約840万人です。日本の人口は約1億2580万人)

グリューナウにあるコンラート・ローレンツ比較行動学研究センターのクルト・コトルシャル所長は「犬を飼う基本的人権」を提唱しているそうです。

但し「いぬめん」については、「どんな犬種の犬でも、しつけと状況次第で、噛み付く猛犬になる」という動物行動学者で犬訓練専門家の意見を引用(各地の「いぬめん」をチクリと批判)


  

「いぬめん」で闘犬に分類されているのは次の犬種です。
ロットワイラー
ピットブルテリア
ブルテリア
スタッフォードシャー・ブルテリア
アメリカン・スタッフォードシャー・テリア
マスティーノ・ナポリターノ
マスティン・エスパニョル
フィラ・ブラジレイロ
マスティーフ
ブルマスティーフ
土佐犬
ドゴ・アルヘンティノ