「いぬめん」ついでに、忘れられないワン・レディーのお話
そのレディーはヨーキーで、名前をウシといいました
念のためウッシーを検索したら、牛柄のワンコ・
ウッシーさんを見つけましたが、ここでご紹介させていただくウシは、日本語には無縁のオーストリア人の愛犬だったので、牛とは無関係です
ご本犬さんの写真はないのでイメージ写真(Wikiフリー画像)

賢そうなクリクリおめめが人懐こく、いつも落ち着いて、しかも伸び伸びしていました
ウシは、以前住んでいた家のご近所さんの愛犬で、道で会うたびに、飼い主さんとちょっと立ち話をし、ウシちゃんをナデナデ・モフモフしていました

飼い主さんは決してリードを使わず、ウシと「二人でお散歩」という感じでした。
ウシがキャンとか鳴いたのも一度も聞いたことがありません。
あまりレディーなので、あるとき「ウシは、どうして、こんなにお行儀が良いのですか?」ときいてみました。そのお返事も大変印象的でした。
犬のしつけは毎日短時間だけ、犬が楽しんでいる時間だけやります。犬が少しでも飽きたり疲れた様子だったらすぐやめます。リードは極力使いません。使うのは人込みの中などで、お互い離れ離れになる危険のある場合にだけ使っています。
いつもリードに繋がれた犬は、リードがなくなったとき、自分で判断して行動できない、自立性のない犬になってしまいます。
そのウシちゃんも13才か14才で虹の橋へ旅立ちました。ときどき飼い主さんだけに会うようになり、病気なので散歩できないとのことでした。それから暫くして、また飼い主さんだけに会ったとき「ウシちゃんはどうしていますか?」と尋ねると、飼い主さんハラハラと落涙「ウシは、ちょっと前に亡くなりました。」

お行儀良く周囲の人たちから愛され幸せな一生だったと思います