オーストリア人の知り合いの思い出話なので画像はありません。
その1)女性の場合
彼女は青目金髪の美人です。30年以上前、オーストリア航空東京事務所に勤めていました。
ある日の夕方、ひとりで残業していました。事務所内にはほかに誰もいませんでした。
そのとき、何かの間違いで、ひとりの日本人男性が扉を開けました。彼女が顔を上げると…
その男性は、手で頭を押さえ「ギャーッ」と叫んで、何も言わず扉をバタッと閉めました。
彼女は「何と失礼な人」と腹を立てましたが、後で考えてみるに
その日本人は外国語が話せず、夕暮れの事務所に外人女性ひとりだけという状況でパニックになったのだろう
と可笑しくなって笑ってしまったということです。
その彼女が泳ぎたいと思って、千駄ヶ谷の屋内プールに行きました。
水着姿でプールに入ると、館内の人々が一斉に彼女のほうを見つめたのです。
このときは彼女のほうがパニックになって、即刻プールから逃げ出しました。
仕方ないので、高級ホテルのプールで泳ぐことにしたそうです。
その2)男性の場合
彼は長身ですが、特に怖い顔でもなく、普通のヨーロッパ人です。
武道の修業をしていて、あるとき(15年前くらい)、東京の本部で稽古をするため日本に来ました。
本部最寄りの山手線駅で電車から降り、向こうから来た若者に歩み寄り
必死に記憶した片言日本語で「××へはどう行ったらよいですか」と尋ねました。
話しかけられた若者は、一声も発せず、くるりと向きを変えて走って逃げていきました。
彼は「自分はそんなに怖い顔なのかな」と落胆しましたが、気を取り直し、今度は向こうから来た年配の男性に声をかけました。
その人は親切に、もちろん日本語で、道順を教えてくれたということです。
今では、こんな話は無いと思うのですが、どうでしょう
1月6日は
三聖王の日で、オーストリア、ドイツ、スペイン、イタリア、スウェーデンでは祝日です。
ラヴェンナの
サンタポリナーレ・ヌオヴォ聖堂のモザイク
ラヴェンナには行ったことがあるのですが、この人たちは記憶にありません。
みみずボログ以前の三聖王記事
カスパールの末裔