ご無沙汰してすみません
リンク大通りの続きを、ぽちぽちとアップするつもりだったのが、何故か突然、映画史上の名画を思い出しました。
そのタイトルは・・・
第三の男
ウィーンが舞台になる映画も沢山あり、また某所としてウィーンで撮影される映画も多いのですが、映画史上に残る名画で、しかも第二次大戦直後のウィーン「まるごと」という感じの映画は他にないと思います。戦後の混乱した世相や闇取引、当時の市街の様子などを今日に伝えるという意味でも貴重な作品です。
オーソン・ウェールズ生誕100周年を記念して、フィルムが修復されたそうです。
映画のあらすじなどは下にウィキ版をリンクしました。
撮影現場の現代の写真をウィキ・フリー画像からアップしました。
先ず、ハリー・ライムが住んでいた家
旧市街ヨーゼフ広場に面するパラヴィチーニ宮殿です。
英語ウィキに簡単な説明があります。
追跡シーンに出てくる階段
映画の中では、この階段は爆撃の被害で半分壊れています。
ウィーン最古のルプレヒト教会から下のモルツィン広場を結ぶ階段です。
緊迫した場面の重要な脇役:大観覧車
この映画のおかげで「『第三の男』の大観覧車」として世界的に知られるようになりました。
クライマックスの迫力ある追跡シーンの舞台:ウィーンの下水道
地下のもうひとつの都市とも呼ばれる大規模な下水道システム。「第三の男」ガイドツアーも実施されています。
印象的な幕切れの舞台:中央墓地
こういう並木道が多いので、撮影に使われた並木道がどこかは判りません。
ハリー・ライムの墓を「演じた」墓碑(右端)
中央墓地の住人:リスさん
中央墓地はリスの団地ではないかと思うくらい、リスさんを良く見かけます。ほかにも多くの野生動物が生息しているようです。
テーマ音楽:ハリー・ライムのテーマ
辛口で詩情のある幕切れ
Wikipedia:
第三の男
中央墓地(英語)
連合軍軍政期
大観覧車
みみずボログの共同占領記事:
ジープの4人
アントン・カラス:テーマ音楽の作曲者・演奏者
日本語ウィキには書かれていませんが、昭和天皇の前でも演奏したようです。このテーマ音楽で一躍有名になり、引く手あまただったのに全て断り、ウィーンで
ホイリゲを経営しましたが、アントン・カラスの名声のため、有名人が押しかけるので、本人は嬉しくなかったようです。本人の望みは「普通のホイリゲで普通にツィターを演奏して暮らす」ことだったようです。
「第三の男」博物館(英語)
ゴタゴタ期はまだ始まったところで、向こう暫くまばら更新になります。
たまーに覗いてやってくださいませ
もちろん乞無期待です