ちょっと、何かのタイトルの真似してみました
けど、単に
前回の続きです
ウィーンは広告の少ない街ですが、ないわけじゃないのです。
例えば向こうに見える広告塔(広告円柱)
同じタイプの別の例
このタイプの広告塔は、ドイツの印刷業者
リトファスさんが考案したそうで
リトファス柱と呼ばれます(リンクはいずれも英語ウィキ)。
別の大型広告:左のビールとパンは銀行の広告
広告の下はゴミ分別処理用の様々なコンテナ(各集合住宅にもあります)
道路名表示は至るところにあるので、初めての場所でも地図持参なら簡単に見つけられます。
古い文字タイプによる表示の例:ザイテンベルクガッセ
アルネットガッセ
ザイテンベルクは区議会議員、アルネットは歴史学者の名前に因んだ道路名。
いずれも古い文字タイプなので、19世紀まで戻らなくても、20世紀前半のものかもしれません。
ちょっと芸術的な古い文字タイプは19世紀の本まで見られますが、今は全く姿を消しています。
新しい道路名表示:アルネットガッセとワインハイマーガッセ
ワインハイマーは区議議員で教会建設協会の設立者
突き当たりに見える建物は何でしょう?
あそこに行くために通るのはオドアケルガッセ
ウィーン16区、オドアケルガッセ3番地
オドアケルは
西ローマ帝国を滅ぼした軍人で、高校あたりの世界史教科書には必ず名前が出てくると思います。
北方向に続くオドアケルガッセ
南側、オドアケルガッセの始まり
その向こうに見える教会の塔
これまで良く登場している近所の教会
教会の別の記事
煙突の束その1
煙突の束その2
レトロ趣味で石炭や薪ストーブを使う場合以外はガスストーブかセントラルヒーティングか遠隔暖房ですが、ガスストーブの場合は排気用の煙突があります。ちょっと見では、どの煙突が現役かわかりません。
10番地のマリーの夏
今日の蛇足
暑いですね
(カエルさん干からびませんように)
広島・長崎70周年を向かえ、今週はオーストリアのラジオでも特集番組があり、そのひとつは月曜から木曜までのシリーズ。
原爆投下の理由は、古くは「これ以上の戦死者を出さないため」とか「日本を降伏に踏み切らせるため」とかアメリカ政府が声明し、歴史学者もそう考えていたようですが、最近では「原爆投下はその後の東西
冷戦のスタートで、アメリカが既に投下可能な原爆製造に成功したことを示し、ソ連の日本上陸を阻止するため」という分析が有力になっているようです。
それでも、原爆投下が
人道に対する犯罪であることには変わりないと思います。