以前にアップした
ロンドンのボブ猫さんの話が面白く感動的だったので第2弾も独アマゾンで購入しました
ドイツ語タイトルを平たく訳せば「ボブは世界をどう見ているか」となります。
英語の原題も内容的には同じです。
アマゾンで
日本語版もあります
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もちろん、ボブ猫さんに直接語ってもらうことはできないわけですが、この2冊目のボブ本には、それを推察する個所や、ボブみたいに世の中を見られたら良いだろうな、という文章が出てきます。ボブが学習能力の高い賢い猫だということは2冊の本でわかります。そして、一生懸命いろいろ考えているのだと思います。病気の著者(飼い主)を心配する様子は本当に健気です。
最初の本では、ボブの助けで、著者が麻薬依存症から抜け出す様子や、何故本が出版されることになったかが語られています。
この2冊目は、ボブとの様々なエピソードに加えて、最初の本出版の経過とサイン会(2012年)の様子が描かれています。
1冊目はハッピーエンドがわかっていても、ハラハラする個所が多かったのですが、この本は、もっとリラックスして読めて、面白く、しかも感動的でした。
もちろん、著者はプロの著述家ではないので、執筆にあたってはプロの著述家であるゲリー・ジェンキンズと著者が相談し、取り上げるエピソードを選び、文章について推敲し・・・という形で本が出来上がっていくのです。
著者は本来、麻薬依存症など暗い側面は書きたくなかったようですが、ジェンキンズの一言で、それを避けてはならないと納得したそうです。
2つの傷ついた魂が、この先どうしていいかわからないどん底状態で互いに発見しあい、お互いに助け合って自分たちの生活を再建した、それが君たちの物語だよ。
著者は生活のため道端でギターを弾いたり雑誌を売ったりする必要はなくなったのですが、ボブ自身、道行く人々がボブの周りに集まり、褒められたり撫でられたりするのが大好きなので、時々天気の良い日にロンドン市街へ出掛けて、ボブと一緒に、今は動物愛護団体のためカンパを集めているそうです。
これは2014年のサイン会の様子
著者のサインに、お店の人が気を利かせて作った肉球スタンプ付き