みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ななみみず前身「みみざこ連」




仔ニャンコ・仔ワンコが新たなお家に迎えられるには、いつ頃が良いのでしょうか?
いわゆる「8週齢」問題については、こちらをご覧ください。六つ子の仔猫の動画もあります。

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ボブ2

2015-08-07 | おきにいり

以前にアップしたロンドンのボブ猫さんの話が面白く感動的だったので第2弾も独アマゾンで購入しました





ドイツ語タイトルを平たく訳せば「ボブは世界をどう見ているか」となります。英語の原題も内容的には同じです。

アマゾンで日本語版もあります

もちろん、ボブ猫さんに直接語ってもらうことはできないわけですが、この2冊目のボブ本には、それを推察する個所や、ボブみたいに世の中を見られたら良いだろうな、という文章が出てきます。ボブが学習能力の高い賢い猫だということは2冊の本でわかります。そして、一生懸命いろいろ考えているのだと思います。病気の著者(飼い主)を心配する様子は本当に健気です。

最初の本では、ボブの助けで、著者が麻薬依存症から抜け出す様子や、何故本が出版されることになったかが語られています。
この2冊目は、ボブとの様々なエピソードに加えて、最初の本出版の経過とサイン会(2012年)の様子が描かれています。
1冊目はハッピーエンドがわかっていても、ハラハラする個所が多かったのですが、この本は、もっとリラックスして読めて、面白く、しかも感動的でした。

もちろん、著者はプロの著述家ではないので、執筆にあたってはプロの著述家であるゲリー・ジェンキンズと著者が相談し、取り上げるエピソードを選び、文章について推敲し・・・という形で本が出来上がっていくのです。
著者は本来、麻薬依存症など暗い側面は書きたくなかったようですが、ジェンキンズの一言で、それを避けてはならないと納得したそうです。

2つの傷ついた魂が、この先どうしていいかわからないどん底状態で互いに発見しあい、お互いに助け合って自分たちの生活を再建した、それが君たちの物語だよ。

著者は生活のため道端でギターを弾いたり雑誌を売ったりする必要はなくなったのですが、ボブ自身、道行く人々がボブの周りに集まり、褒められたり撫でられたりするのが大好きなので、時々天気の良い日にロンドン市街へ出掛けて、ボブと一緒に、今は動物愛護団体のためカンパを集めているそうです。



これは2014年のサイン会の様子



著者のサインに、お店の人が気を利かせて作った肉球スタンプ付き