すみません、また勝手な省略で、
ニューイヤーコンサートを略して「にやこ」

ラジオの音楽トーク番組で「シュランメル音楽はニューイヤーコンサートのUrsuppe(ウアズッペ)」という話がありました。
ウアズッペというのは、そこから最初の生命体が生まれる「原初的スープ」で、日本語では「有機的スープ」と言うようです。
「有機的スープ」が出てくるのは、ウィキの
生命の起源
「味の素」風に言えば「命の素」

ここまでは脱線でして・・・
つまりシュランメル音楽こそニューイヤーコンサートへ発展する「有機的スープ」
シュランメル音楽は伝統的な
ホイリゲ音楽として、近年は世界的にも知られるようになっていると思います。
シュランメル音楽を紹介するYouTube
現代のシュランメル・カルテットの演奏
煩わしくなるのでリンクは付けませんが、このグループはホイリゲで演奏するのでなく、定期的にコンサートで演奏しています。この画像の撮影場所は新王宮の古楽器博物館です。
今まで考えたことも無かったのですが、改めて聴いてみると「なるほど『にやこの素』だな」と思います。
文化的伝統というのも、有機的に発展継承されていくものなのでしょう。
テレビで鑑賞していらっしゃる方も多いと思いますので、今更ですが「素」でない方の「にやこ」の一場面
私の尊敬する
ニコラウス・アルヌンクールが指揮するオリジナル版
ラデツキー行進曲。
手拍子無しの方が良いと思いますが、ニューイヤーコンサートの「大切り」では「手拍子入り」が恒例となっているので仕方ありません。
もともと、イタリアの独立運動を鎮圧したラデツキー将軍を称える行進曲。ワルツ王
ヨハン・シュトラウスの父の
ヨハン・シュトラウスが、皇帝へのゴマ摺りに作曲したもので、その辺が、どうも気になるのですが名曲であることに違いありません。日本語ウィキにもあるように、今のイタリア人には、全く抵抗がないようです。それは無知からくるのではなく、今やイタリアがサミットの1国である余裕によるものでしょう。
こういうYouTubeは後で消される(つまりYouTubeサイトでのみ見られる、あるいは完全削除)という可能性もあります

今日の蛇足(本当の蛇足です)
何人かのスイスの友達からは必ず一度「日本の時計のせいでスイスの時計産業は壊滅的な打撃を受けた」と言われたことがあります。でも、恨みがましい言い方ではなく、カラカラと笑いながら言われるのです。これも、スイスの時計産業が見事立ち直って、高級時計の分野で確たる地位を保っている余裕でしょうね。