前回記事の後、重大な歴史的事実を忘れていたのに気付きました
納屋の窓であくびする猫さん(ウィキ・フリー画像)は、以下の記事とは何の関係も有りません。
でも、何にもないと寂しいので、これは本当のカバー・キャットさんです
第一次世界大戦は人類史上の「初物」であり、現代の世界に大きな影を落とす「諸悪の根源」です。それは、産業革命後最初の「工業化された大規模な『多国籍戦争』」であり、戦場となったヨーロッパで多くの人々に強烈な衝撃を与えました。
当時の日本は、
ちょこっと連合国側で参戦し、中心的戦場となったフランスの惨状を体験せず「戦勝国」となりました。
第一次世界大戦で崩壊したのは
オーストリア・ハンガリー帝国と
オスマントルコ帝国だけではありません
ロシア帝国も崩壊しました。その広大な領土内に存在した多くの民族は、オーストリア・ハンガリー帝国崩壊の後のように色々な独立国にはならず、
ロシア革命によって
ソヴィエト社会主義共和国連邦という別名のもとで「部分共和国」となりました。漸く
ソ連崩壊後、それらの「部分共和国」は独立国家となりましたが、今も多くの問題や紛争が継続しています。
ローマ帝国が滅亡した後も、数世紀にわたって混乱が続きました。
3つの帝国が同時に崩壊すれば、その後の事態収拾は極めて難しく長期に及ぶのは当然です。そう見れば、第一次大戦後100年しか経っていない今、世界各地で後遺症の混乱・紛争・戦闘が続いているのは当然かもしれません
ちょっと蛇足
オーストリアでは、帝国再建運動などありえませんが、今のロシア(
プーチン)とトルコ(
エルドアン)は、大国復元の野望があるかに見えます。
3帝国崩壊後の夫々の歴史的経過も複雑ですが、これ以上深入りすると「猫っぽい目茶苦茶ボログ」からも脱線するので、これでおしまい