これが「盲目の鏡」です。
鏡は目ではないので、鏡が盲目ということはあり得ないのですが、ドイツ語では、すっかり汚れて「姿見」にならない状態を「鏡が盲目」と言うのです
長年ドイツ語を勉強しているのに、この表現に出会ったのは今度が初めて
キンドル版で下の伝記を読んでいるときに発見
ハインリヒ・グラーフ・フォン・レーンドルフは、ヒトラーを暗殺して戦争を終わらせようとした
ワルキューレ作戦に参加したひとりで、後に捕らえられ絞首刑となりました。
何故この人に興味を持ったかというと、
マリオン・グレーフィン・デーンホフの回想録に繰り返し登場するからです。2人は同い年の幼馴染で、ハインリヒの妹とともに常に馬で遠乗りに出かける仲間でした。デーンホフ自身もワルキューレ作戦に参加しています。
いずれ続きを書きたいと思います。
追記:以前の関連記事:
70年前
Covid-19パンデミック第2波でイタリアとスペインが対照的な経過をたどっているということは、10月6日付け
NZZの記事で知りました。詳しい状況紹介や分析を全く端折って、決定的な違いを一言で表せば、イタリアがゆっくり慎重にロックダウン解除したのに対し、スペインでは経済効果を重視して性急に解除したことです。
しかし、あらゆる国で多くの企業や店舗が倒産・閉店に追い込まれている現状からは焦る気持ちも理解できます