久々に旧市街です
ウィーン歴史地区
旧市街には名所が多く、主な通りは賑やかなのが普通ですが、ちょっと脇道に入れば大抵は静寂そのものです
例えばこの通り
人通りも殆どなく、観光名所は全くありません。それでも手入れが行き届いているのは良く分ります
旧市街でも最も古い部分で、17~18世紀の民家が残っています。この「何も無い空間」が、古いウィーンを現代に伝える史跡とも言えます。
通りの名はクンプフガッセ(Kumpfgasse)で、
ウィーン歴史Wiki(独語サイト何故かリンクできず
)によればクンプフはヴァルクトロク(Walktrog)と同義語。
いずれも使用頻度の少ない単語ですが、中世に布作り職人や毛織物職人が縮絨工程で使った長方形の桶だそうです。
近くには、毛織物職人や毛織物商が多かったWollzeile(ヴォルツァイレ=文字通り毛織物通り)があるため、クンプフガッセには桶作り職人が住んでいたと推定されています。
都市の公共壁面は
ストリートアートのカンバスです。
ドナウ運河の一角に最近プートラーが現れました:
Stop Putler
本当に一刻も早くストップしてほしいです