ちょいゴタで、ちょっとご無沙汰しております
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以前からアップしたいと思っている知名度の低い教会があります。
私の一番好きな教会ですが、なかなか行く機会がなく、大変撮りにくい位置にあります。
とりあえずウィキ・フリー画像とYouTubeでご紹介。
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この小規模ながら優雅な教会は「汀のマリア」(Maria am Gestade=マリア・アム・ゲシュターデ)という名前で、19世紀後半の河川工事前には、本当にドナウ支流の汀に立っていたため、この名前があり、ドナウ川を航行する舟人や漁師のための教会でした。既に9世紀から、ここに礼拝堂があったと言われ、現在のゴシック教会は15世紀に完成したものです(その後修復されています)。
正面入り口は狭い階段の上で、側面も小路のため、ただのバカチョン・デジカメでは大変撮影の難しい教会です。
いつかピンボケ写真をアップしたいと思っていますが・・・くれぐれも乞無期待
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これは貴重な映像です。「汀のマリア」の鐘の音をお聞きください。
Wikipedia:Maria am Gestade(英語)
追記
以前にアップした西洋除夜の鐘にシュテファン寺院の鐘のYouTubeをアップしました。
特別の機会にだけ鳴らされるプンメリンの映像は削除されたようですが、普段のシュテファンの鐘(大小11の鐘)は聞こえます。
プンメリンの映像は、他にも沢山あると思いますので、又見つけてアップします
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日本の寺院ではたくさんの鐘が戦時中に軍需材料として差し出されてしまったとか。
しかも最近は人手不足で(住職が法事で不在とか)、自動鐘つき機というのも出回っているそうです。
戦争などで鐘を溶かしちゃうことはヨーロッパでもあったかもしれませんが
そういう事態になるのは、物資の調達ができず負け戦続きのとき
逆に勝ってると敵の大砲なんかもぶん取って
そのまま使うか、溶かして別の大砲に作りなおすとかできます。
シュテファン寺院のプンメリンは、敗走したオスマントルコ軍が
残していった大砲を溶かして鋳造した鐘です。
手で鐘を突いているところは、今は世界的に少数派だと思います
余韻がものすごく長くて。
前のうちは、お寺の除夜の鐘がよく聞こえましたが、
今のところはちょっと遠い所で、外に出ると
微妙に聞こえる感じ。
なかなか、鐘の音は年末年始くらいしか
聞かないかもしれません。
教会の鐘は数個以上組み合わされていて重唱の感じ。
夫々の良さがあります。
京都に住んでいた頃、相国寺で除夜の鐘を突かせてもらったことがあります。
ウィーンでは「小粒」ですが、国連の平和の鐘(日本寄贈)を突いたこと2回。
住んでるところの近所に教会があるので、毎日聞いています。
イスラム圏だと鐘はないけど、ムエツィンのお祈りの時間お知らせが聞こえて
これも、なかなか趣があります