Covid-19パンデミックのせいで1年以上遠ざかっていた自然史博物館へ久しぶりに行ってみました
これからは毎回1室に絞ってじっくり見ようと決め、今回は動物学部門の最初の部屋「単細胞生物・腔腸動物」の最初の部屋だけで1時間くらい過ごしました。
特筆すべきはブラシュカ父子の、精巧でしかも芸術的なガラス模型コレクションが展示されていることです。
小さなガラス模型の中で、とても可愛らしく気に入ったのがPolycera quadrilineataです。背中に花飾りをつけたおチビちゃん
日本語名を探すとヨスジツノウミウシですが、Wiki記事はウミウシしかありません。
日本語名の「海牛」は立派な名前ですが、英語名は「海ナメクジ=Sea slug」
ドイツ語名はMeeresschnecke(メーレスシュネッケ)で「海カタツムリ」と言えますが、ドイツ語ではカタツムリもナメクジもシュネッケなので、やっぱり「海ナメクジ」とも解釈できます。但しシュネッケだけではカタツムリで、ナメクジは「家無しカタツムリ(シュネッケ・オーネ・ハウス=Schnecke ohne Haus)」と呼ばれます
ついでにフランス語も「海ナメクジ=リーマス・ド・メール」その他略・・・
北海道のオホーツク海で見られるクリオネも仲間だと聞いてびっくりです。
横浜でも、海辺で見られます。
⇒ https://blog.goo.ne.jp/nonochan/ウミウシ
ただ、周りの岩に擬態できるニンジャですので、どの色がオリジナルなのかも結構難しそうです。
軟体動物のナマコは、アワビとともに密漁が多く暴力団の資金源ですが、ウミウシは日本中で見られるので、きっとおいしくはないのでしょう…
<ののちゃんより>
殻の有無だけで人気度も随分違うようで・・・
カタツムリは可愛い印象で、ナメクジは不快 「えこひいき」とも言えそうです。
進化の過程で殻を付けたり捨てたり、肢を省略したり、自然は神秘と奇跡に満ち溢れています。
それなのに、大工業や組織犯罪によって自然が破壊され、大量の種が急速に絶滅しつつあります
アマゾンの自然が完全に破壊されたら酸素が足りなくなるかも・・・暴力団は酸素を売って儲けるのかな
考えていると頭がおかしくなりそうです