みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ニータの冒険

2008-03-01 | かりいぬ


「みみずのしゃっくり」ではニャンコ優勢ですが、久々に又ワンコ登場 (以下は知り合いから聞いた話です。)

今回登場するのは、ドイツ・ポインターのニータちゃん(アニタの縮小形) 名前からもわかる通りレディーです
別に猟犬として仕事をしているわけではありませんが、ポインターのような犬種には、毎日かなりの運動量が必要。

ニータちゃんは、森と野原の広がる理想的な環境に暮らしています。私の知り合いは、時間があると週末にニータちゃんと一緒に散歩を楽しみます。ある日、散歩の途中、ノロジカに遭遇。ニータちゃんは、まっしぐらにノロジカを追い、先祖から受け継がれた狩猟テクニック通り、ノロジカの喉元に噛みついて倒してしまったのです。

自然保護派の私の知り合いは、ノロジカの不運を思って大ショック。ニータちゃんの方は大手柄を立てたと思い、誉めてもらおうと駆け寄ってきたのですが、むしろ逆の反応を感じ取り、ちょっとしょげてしまったそうです

ワンコは繊細ですよね  その後、このノロジカは病気で弱っていたことが判明し、知り合いはホッと一安心。

怪我や病気で弱った草食動物が肉食動物に「食事」を提供するのは自然界の定め。但し、この不運なノロジカは、ニータちゃんのお食事になったわけではありません 下の写真もニータちゃんですよ


 


ニータちゃんは、私の知り合いから、そのお兄さんへ誕生日祝いとして贈られたものです。先代のドイツ・ポインター、シーザーが年をとっていたためです。シーザーは既に虹の橋を渡りましたが、ニータちゃんは元気盛りです。

知り合いは毎週末に庭の手入れをするのが趣味。特にバラがお気に入りですが、長時間の散歩に付き合うので、毎回ニータちゃんから熱烈な歓迎を受けるそうです(2枚目の写真は、まだ仔犬時代のようです)。

追記:知り合いはウィーン在住。ニータちゃんのお家はニーダーエステライヒ州にあります。



ワールドドッグ図鑑:ジャーマン・ポインター
Wikipedia:ノロジカ(書きかけ記事)詳しくは英語版をどうぞ



その後の椿ちゃんとベビーたち:テレビっ子、香貴ちゃんの写真の下に、椿ちゃんとベビーたち



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6 コメント

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Unknown (海月)
2008-03-01 14:50:30
ひとりで鹿をしとめるとは、ニータちゃんすごいですね。
私の友人の犬も、屋久島で行方不明になって、数日後に大きな屋久鹿をひきずって帰って来たそうです。

椿ちゃん、身重で保護されたなんてうちのハル母さんと似たシチュエーションです。
五つ子ちゃんともども素敵な里親さんがみつかりますように(。-人-。)
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Unknown (のらこ)
2008-03-01 15:40:05
ニータちゃん、せっかく褒めてもらえると思ったのにね。
本能って言うのはすごいですね。
犬が人の顔色を見ると言う事も…
自然の摂理だから、弱肉強食は仕方のないこと。
悲しいけど、現実ですね。

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海月さん (ななみみず)
2008-03-01 23:19:45
ひょっとして、その屋久鹿も怪我か病気だったのかな
ワンコは働き者ですよね
但しスヌーピーは例外

そういえばハル母さんの四季ファミリーも、海月さんに救われて幸運でしたね
椿ちゃんと子供たちにも幸運のくらげ(?)が漂ってきますように
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のらこさん (ななみみず)
2008-03-01 23:30:28
みみずが土掘って植物が繁茂、これを草食動物が食べて・・・そのままだと草食動物が増えすぎて植物が無くなってしまう恐れがありますが、肉食動物が草食動物の数を「調整」し、自然体系が健全に保たれます。
それに「お食事」になるのは大抵、病気や怪我で弱った個体。こういうコたちは、放っておいても、苦しみながら死ぬ可能性が高いので、肉食動物に仕留めてもらうのは、それほど悲劇ではないですよ。その「お食事」の残飯もバクテリアの滋養になり、それを食べて、みみずがセッセと土を掘り・・・
と、自然は「持ちつ持たれつ」
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Unknown (シュバルツママ)
2008-03-05 11:11:14
犬は犬種によって根っからのハンターですよね。今までいた、ロッキー(シェルティとゴールデンの交じりのような雑)若(柴犬の交じりの雑)は小動物見ても何も反応なし。しかしシュバルツは教えたわけでもないのに最近は鳩まで捕ります。凶暴かと思えばお散歩途中に他の女の子犬にお尻かまれ大騒ぎ。以来その犬に会うたび小さくなって私の影に隠れる始末。牛もホルスタインは人に強気、ジャージーは人に優しい、けど、ジャージーとホルスを一緒にすると体は小さいがジャージーのほうが優勢。不思議。
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シュバルツママさん (ななみみず)
2008-03-06 00:30:21
ワンコは、人間の色々なニーズに応じて何世紀も選択交配されてきたので、サイズも「職種」も多種多様。それでも、夫々のワンコの中で、太古から受け継がれている「祖先の血」が騒ぐのでしょうか
シュバルツ君は有能なハンターですよね。でも、ひょっとして恐妻家になるタイプ

体の大きさだけでなく気迫が大切?
私が最初に通っていた乗馬クラブでは、時々馬とポニーを一緒に放牧すると、馬がポニーを追っ払っていましたが(ポニーの方が気が強いはずだけど不思議)、我が家で放し飼いだった手乗り文鳥は、ミニウサギのトン助の鼻をつついて追っ払うのでした
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