みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

シャルトルの怪物

2007-12-19 | おきにいり


怪物が好きです。と言っても可愛いのだけ(恐いのはお断り)

ヨーロッパ美術史上ロマネスク、ゴシック、ルネサンス、バロックと、怪物は常に脇役として活躍していますが、とりわけ愛らしいのは、ロマネスクからゴシック初期の皆さん 上の写真の方々はパリ南部、シャルトルの聖堂(ノートルダム・ド・シャルトル)にお住まいで、言わばトルチェルロ島の怪物の親戚筋です。

13世紀の作品ということで、ロマネスクからゴシックへの移行期、あるいは初期ゴシックの雰囲気。
建築はゴシックの傑作として知られ、ステンドグラスも見事です。どんな建物かというと・・・


                 


・・・つまり馬鹿チョンカメラではとらえきれない豪壮な建物・・・やっぱり、パンフで諦めましょう。


                 


教会の彫像やレリーフ、絵画は、殆どの住民が文盲だった時代には、文字の無い書物だったわけで、隅々まで「通読」しようとすれば、かなりの日数がかかります。テレビ・ラジオ・電話・インターネットなど無かった時代のマルチメディアです



Wikipediaシャルトル大聖堂
Wikpediaロマネスク建築
ロマネスク美術館
Wikpediaゴシック建築



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2 コメント

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Unknown (海月)
2007-12-20 17:58:32
石のマルチメディア...紙や磁気よりも保存性はばっちりですね^^
先日、全盲の方にお会いしたんですが、ものすごく記憶力が良くておどろきました。
なまじっか文字が読めるばかりに、大事なことが頭に残らないことがあるのかもと反省しきりでした。
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海月さん (ななみみず)
2007-12-20 21:17:26
先史時代から古典古代の石や粘土の記録は長持ちしますね。
石の廃墟は観光名所になっていますが、ボロボロになった鉄筋のビルが1000年、2000年後に名所になるとは思えません

昔読んだのですが、ドイツの大学で、ゼミか何かで学生が歴史的建築を見に行ったとき、カメラを持っていかなかった学生の方が、細部に渡るまでずっと良く記憶していて、カメラ持ちの学生は、撮るのに追われて、あまり憶えていなかったそうな
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