学年終了 2010-07-03 | おきにいり これも今を去る13日前の6月19日、09/10年度アラビア語コース終了 昨年の様子はこちら コース終了式、かなり混みあってます 終了証とプレゼントの授与 私も、ステキな小物入れをいただきました 右が私の先生です 以前の写真はこちら 子供たち 以前にも書きましたが、両親または片親がアラブ人の場合でも、ヨーロッパで生まれ育った子供たちはアラビア語ができません。家庭でアラビア語を使っている場合でも、それは各国の口語で、全アラブ圏共通の「標準アラビア語」ではありません。そのため、子供のコース参加者も多いのです。 「標準アラビア語」はコーランを基準としたもので、現代の標準イタリア語がダンテの「神曲」を基準にしているのと似ています。現代標準ドイツ語の出発点はマルティン・ルターの独語訳聖書・・・他の言語については知りません ステキなベドウィンルック?の少女 ボケボケですが更に1枚 この日は終了式の後、パレスチナ・ガザ地区に住む童話作家の本が紹介されました。 コースの会場となっているアフリカ・アジア研究所とコース主催者アラブ婦人協会による共同出版。 壇上に3大陸の方々(右から2人目が著者) 絵本紹介 チラッとアラビア語をお聞きください 会場入り口の販売コーナー ほかの本もアフリカ・アジア研究所の出版物です カーリッド・ジュマ著「デブッチョとセサム」 幾つかの短編童話を集めたもの。タイトルになっている「デブッチョとセサム」はライオンのお母さんと2匹の子供のお話。デブッチョが大きく丈夫なので、お母さんはひ弱なセサムばかり連れて歩き、おかげでセサムは丈夫になり、デブッチョはお母さんの留守に大怪我をするというお話。 これはドイツ語訳です。その中に原題表示がないため、原題は不明、と言うより初出版かも 今日の蛇足 私の住んでいる国では東半分で今日から学校の夏休みが始まり9月5日まで。西半分では始まりも終わりも1週間遅れ。ドイツとスイスでは州ごとに違います。ついでに他国も見たところ、フランスはほぼ全国一律、イタリア州別、イギリスは各自治体あるいは学校ごとに独自に決めるそうな。 学校の休みその他も国によって様々
叩きの極致 2010-07-01 | おきにいり それは今を去る19日前、6月11日のことです。マルチ・パーカッション奏者と呼ばれる マルティン・グルビンガーのコンサートを聴きました(見ました)。 以前から、色々な情報を読んで、一度直接「叩きの極致」を見て(聴いて) みたいと思っていたのです グルビンガーは1983年ザルツブルク生まれで、天才パーカショニストと 高く評価されています(残念ながら、ドイツ語以外のウィキ情報はまだありません) 様々な情報に違わず、当日もブルーノ・ハルトル(1963年ウィーン生まれの作曲家)の 「パーカッションのための協奏曲」で24の楽器を叩きまくりました。 しかも30分の作品の始めから終わりまで、ほぼ「出ずっぱり」で、更に全て暗譜で演奏。 尤も、自分の周りにグルッと楽器が輪になって並んでいるのを牛若丸のように 「ここと思えば又あちら」という具合に動き回って演奏するので、 楽譜を見ているヒマなどないでしょう。 正しく「叩きの極致」です コンツェルトハウス5月6月のプログラム予告パンフの該当ページ アンコールに応えて「小太鼓のアクロバット」を見せて(聞かせて)くれました それをお見せしたいところですが、まだ該当する動画は見つけていません 以下のYouTubeでも「叩きの極致」のサワリが見られます パーカッションの爆発 小太鼓部分が、ちょっと当日のアンコールに近い(アンコールではアクロバット叩きを披露) パーカッションの極致 パーカッション・マラソンでは4時間演奏(たぶん世界記録) ヨーロッパのみならず南米、アフリカ、アジアなど、あらゆる打楽器を演奏。 叩けるものなら何でも叩く人です グルビンガーは人種差別反対の立場から社会的にも活動しているそうです