今更ブログで紹介するまでもないセレブ仔猫さん「
チーズスイートホーム」のチーちゃん
私のブログ(ボログ)はいつも速報でなく遅報なのですが・・・
最近、ドイツ語版が出ていることを知りました。
(どういう経路で偶然発見したか、もう思い出せません
)
その他の言語は探していませんが、ドイツ語版1巻表紙のチーちゃんは、日本語版2巻表紙のチーちゃん(1巻と2巻入れ替え)。
最初から、へたれて泣いているチーちゃんよりは、ニッコリ元気そうなチーちゃんの方がスタートに相応しいということでしょうか?
タイトルは「仔猫のチー(クライネ・カッツェ・チー)」
その下に日本語版と同様、英語の「Chi's Sweet Home」
私も当時アマゾンで次々に購入、チーちゃんの大ファンでしたが、
2つ問題を感じていました。
ひとつは、完全室内飼いが最近かなり一般化している中で、この漫画では「出入り自由」の猫さんが登場することです。小都市や農村部だと「出入り自由」でも比較的危険が少ないと思いますが、それでも怪我や感染の危険は皆無ではありません。
まだペットの去勢・避妊が一般化する以前は「猫は外をウロウロしたがるもの」と思われていたのでしょう。でも、それはテリトリーで「相手」を見つけないといけない猫さんたちの問題で、去勢・避妊してある猫さんの幸せは「スイートホーム」で、のんびり・まったり過ごすことでしょう
ある程度、去勢・避妊もしながら多くの猫さんが出入り自由で暮らせるのは
岩合さんの写真集にもあるような農園の猫さんたちでしょう。
国による違いもあります。ラテン語圏(フランス、スペイン、イタリア)やギリシャなどは外猫(外を散歩する飼い猫さんと野良猫さんと地域猫さん)が多く、ゲルマン語圏(ドイツ、オーストリア、スイスのドイツ語圏)など野良猫さんを作らない対策を実施しています。内戦状態の国などでは、それどころではないと思います。
もうひとつの問題は、仔猫が急速に成長するということです。生まれて間もないニャンベビーと1ヵ月後の仔猫では格段の差が有ります。ひょっとしたら物語は短期連載のつもりで始まったのかなぁ?とも思いますが、12巻を通してチーちゃんは2~3ヵ月の仔猫のまま、ヨウヘイ君もどうやら幼稚園児のままでした。12巻の出来事全てが数ヵ月以内に起こったということかな?
1回ごと完結のギャグストーリーだと、誰も年をとらない場合がありますね。
落第忍者乱太郎なんか数十年、一年生のままです
この2つの問題以外では、本当に可愛い楽しい絵本のような漫画でした
独語ウィキのチーちゃん
ドイツ語版の出版社カールセンのチーちゃん
カールセンでは
手塚治虫、
吾妻ひでお、荒川弘などのドイツ語版も出版しています。
CarlsenのHP