解いた着物の布をハンの実で染めた。
媒洗液は焼きミョウバン。
一番上が染める前、真ん中が染めた布、下はうすい黄色の絹布を一緒に染めた。
なんとなく落ち着いた色合いになった。
この布類を染めたハンの実は切山で採ったが東京暮らしでは三宅島で三宅島が2000年の噴火以降は式根島で採っていた。
潮風にさらされたハンの実は大きくてきれいな色だった。
今日三宅島が10年目にしてやっと4月より全島で居住できる事になったとの新聞記事を読んだ。
三宅島で知り合った人たちの顔が浮かぶ。
東京生活をするうえで三宅島は私にとっては大事な場所だった。
年一回の三宅島旅行で東京生活のバランスをとっていた時期もあった。
金生町生活を始めると決めたときも三宅島へ行った。
10年は私にもいろんなことがあったが三宅島の人たち比べるべくもない。
私はふるさとへ帰れたが三宅島の人たちは10年帰れない人たちがいた。
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