山仲間の先輩に”月見にいこう”と誘われて行ったのは去年と同じ山仲間の別荘だ。
去年と同じく芋炊きの用意がされ参加メンバーもかわらないが去年川之江山岳会50周年記念登山を中心になって執り行った会長が居ない。
今年3月に亡くなった。
ほんの一年前同じ場所に座っていたのにと思う。
創立当時メンバーもそれなりに年を重ねた。
会の共同装備の片付けもしているらしくいろんな懐かしい装備類が希望する人の手に渡っていった。
現地に打ち込むはずだった昭和46年登擧のプレートが本人の手に渡ったり、私は国体に参加するメンバーが使っていた厚い綿の布製のザックをいただいた。
解いてそのうち作品にできればと思っている。
一時は華やかに活躍していた山岳会だった。
残っているメンバーはそれなりに山への思いは持っていて気持ちがいい。
自分の姓と同じ名前の山を探している人や野山を駆け回り猟に移行した人。
私も一時は高い山しか興味がなかったが今は海でも山でも自然があればどこでも楽しい。
昔の山行の話などもして夜は更けていき標高800メートルでの月は冴えていて美しいが四国中央市から見る月は瀬戸内海に沈む夕日ほどの魅力はない。
それでもいい月見の会だった。
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