3か月目にやっと完成した作品を6月にとりかかったときは10月12日から14日にかけて重要文化財真鍋家およびその周辺を作業場にしての第39回野草(イエツァオ)野外教室に向けて事前に作る作品とガンになった友達のことで頭がいっぱいでそのことをテーマに作るしかないと開き直ってとりかった。
白と黒の太いロープは2色で源平、2本合わすと人体にも見える。
ノブドウのツルのペインテングの色も使っていたボールペンの軸のいろ赤とオレンジ2色にし、ガン細胞をイメージした模様を描いた。
2又の枝も2色の糸を巻き源平をあらわし、致命的な悪性ガンのイメージもあらわす。
9月に入って梅の殻とテントを解体した時のハトメを使いたいと思った。
これらの素材で表現したいのはしがらみやストレス。
梅の殻には銅線で、ハトメにはナイロンロープで編んでいくために輪っかを作るロープは海で漂っているとき擦り切れた個所があり解くと短い糸くずになったロープ。
はさみでカットした状態でなく切り口に動きがある。
黒いロープは不変の魂でそれ以外の個所に絡めた。
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