今回で30年目になる野草(イエツァオ)展は一年間元気に暮らせた自分のお祭りの気持ちで毎年欠かすことなく続けてきた。
金生町で初めて開いた26回展は7月6日に東京より帰ってだったので11月に開けるとは思ってなかったが開くことができた。
今や野草展は開かせていただけるものだと思っているが毎回の創作にはそれなりの苦しみはある。
そんな時は1年間の心に残る出来事を思い出す。
今年は仲間の病気と今回で20年になる野草(イエツァオ)野外教室の会場が重要文化財真鍋家および周辺で公開で行われたことだ。
仲間の病気見舞いに東京へ行き日暮里の繊維街で手に入れた麻の布で重要文化財真鍋家真鍋家を借景に作った”壇の浦かなしや”の布版”壇の浦かなしや”を作ろうと思えた。
その時はもう両サイドの横糸は解いていたのでそれも利用することにする。
太い麻糸の平織で横糸は簡単に抜ける。
抜いた個所に切山平家伝説の安徳天皇を守って切山へ逃げてきた5人の武士のイメージで5本の模様を作った。
両サイドは三つ編みにした。
この布で安徳天皇が壇の浦に沈む情景を表すつもりだが。。。
第30回野草(イエツアオ)展の案内
日時 11月17日(日)~12月1日(日)
場所 ギャラリー作唯 四国中央市金生町下分742
電話 0896-72-6808
主に自然物を使った造形展です。
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