明時代の文人唐寅あざな白虎の辞世の作を古代文字で書いた。
”生きていればいつか死ぬもんだ。
死ぬのもまた結構。
この世もあの世も似たようなものでただ漂流して異郷にいるようなものだろう。
との意味らしい。
数年前より自分が造形したベースに書を書くのが面白くなり書いているうちに余白の美と言われる書と同じように紙でないが書ける素材と紙とで生み出される面白さもあるように思い始めた。
作ったベースは上下に流木を使い間には”壇の浦かなしや”を作ったときクヌギの枝を支柱に使ったが長すぎたので切った部分の皮を剥いでいたのを和紙と合わせてベースを作った。
クヌギの皮はぶ厚くて凸凹だ。
割れてる部分には薄い和紙を貼った。
部分だが流木,和紙、クヌギの皮と墨付きも違い凹凸のある素材に書くと平らな紙に書くのとは違ってくる。
造形することと筆で書くのが好きなのでしばらくこの形での書を続けていきたい。
第30回野草(イエツァオ)展
日時 11月17日(日)~12月1日(日) 10:00~18:00
場所 ギャラリー作唯 四国中央市金生町下分742
電話 0896-72-6808
自然物を使った造形展
(写真はクリックすると大きくなります)