切山の真鍋家は昭和45年文化財指定から3度目の茅葺屋根葺き替を終え今日がお披露目で参加した。
前回は平成8年で20年以上になる。
裏に茂る要害の森の木々は江戸中期に真鍋家が建って以来切られたことがない。
大勢の人が参加していた。
今でも絶やすことがない炉端の煙でいぶされた戸板。
平成13年の野外教室でこの戸板は素材として使わせていただいた。
栗の木の柱。
同じくこの柱も素材として使わせていただいている。
今は新しく葺き替えたワラとの色の対比がくっきりしているがそのうち黒い柱と同化するだろう。
途中大雨が降り始めた。
藁屋根の厚さは50センチ以上あり新しい茅葺屋根は大雨を跳ね返している。
そのうち外側が雨風で傷み始めると中側が毎日焚く煙の油でコーティングされ20年以上も持ったのだろう。
お披露目会が終わっても雨脚は弱まらず。
急に降り出した雨で傘を持ってない男性がカメラが濡れるので帰れないと言うので手持ちのナイロン袋を差し上げ喜ばれた。
同行の妹のきんかんの車より遠い場所に男性の車が駐車しているので車まで送りますと言ったが女性の運転する車は怖いと断られた。
雨に濡れるオオバギボウシと。
雨に濡れるボタンズル。