4月より8月まで椿やツツジ、カンピザクラやモミジなどの植物園を山小屋付近に作るための作業をした。
かなりの肉体労働だったがより植物たちとのかかわりが深まりいい時間だった。
それに創作素材が沢山手に入る。
写真はソヨゴなどの常緑樹が育ち高さで競えないハイビャクシンがほぼ枯れていた場所。
それなりに美しい上枯れたハイビャクシンが強靭で折れないのでそのままにしている。
一本切り時々眺めているうち”孔雀明王”の素材にしようと決まる。
どこから手を付けていいやらわからないので作らせてくださいと木に祈りながら木の掃除。
細い枝先まで強靭で折れないが長年風雨にさらされていたので皮の下はぼろぼろの部分が多かった。
右明るい枝は掃除後。左黒いのは掃除前。
素材を孔雀明王のイメージに組み立てた。
どう形作られていくのだろう。
去年の末ごろより孔雀明王に身近にいてもらえるように決めた。
以後”クジャクサマ”と呼ぶ。
居場所は心の中と山小屋。
山小屋には今セイザエモンサン、セツ子さん、クジャクサマがいることになっている。
そのため山小屋内も模様替えをして3体のシンボルマーク付きテーブルセンターとクッションを妹のきんかんに手伝ってもらい作った。
孔雀明王はあらゆる毒を取り除いてくれる。
キノコや野草常食の私にはとてもありがたい存在だ。
その上貪(欲望)瞋(怒り)痴(愚かさ)の心の毒まで除いてくれる。
きれいな景色や心落ち着いているときは印を組、真言を唱えてより身近にいてもらえるようにしている。