歴史と経済と医療の未来予測・歴史経済波動学

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Mahathir Bin Mohamad became Old too・医師の限界

2013年05月17日 11時31分01秒 | 時代・歴史
http://www.asyura2.com/12/senkyo142/msg/641.html
マレーシア元首相・マハティール、今の日本に失望。


 マハティールの世界観は、92年10月香港で開かれた欧州・
東アジア経済フォーラムでの演説「日本なかりせば」から窺い
知る事ができる。

 日本の存在しない世界を想像してみたらよい。もし日本
なかりせば、ヨーロッパとアメリカが世界の工業国を支配
していただろう。欧米が基準と価格を決め、欧米だけにし
か作れない製品を買うために、世界中の国はその価格を押
しつけられていただろう。・・・

 貧しい南側諸国から輸出される原材料の価格は、買い手
が北側のヨーロッパ諸国しかないので最低水準に固定され
る。その結果、市場における南側諸国の立場は弱まる。
・・・

 南側のいくつかの国の経済開発も、東アジアの強力な工
業国家の誕生もありえなかっただろう。多国籍企業が安い
労働力を求めて南側の国々に投資したのは、日本と競争せ
ざるをえなかったからにほかならない。日本との競争がな
ければ、開発途上国への投資はなかった。・・・

 また日本と日本のサクセス・ストーリーがなければ、東
アジア諸国は模範にすべきものがなかっただろう。ヨーロ
ッパが開発・完成させた産業分野では、自分たちは太刀打
ちできないと信じ続けていただろう。・・・

 もし日本なかりせば、世界は全く違う様相を呈していた
だろう。富める北側はますます富み、貧しい南側はますま
す貧しくなっていたと言っても過言ではない。北側のヨー
ロッパは、永遠に世界を支配したことだろう。マレーシア
のような国は、ゴムを育て、スズを掘り、それを富める工
業国の顧客の言い値で売り続けていただろう。


そしてその後が示すように、マレーシアは発展した。しかし西欧に対する反発の余り東洋の
裏が見えないようである。経済の発展が非常に大切とするその思想は、当時の貧しい
貧困からの脱却を目指すマレーシアにとっては大切であったが、その為に
経済以外の影の部分が見えないようである。特に中韓の影が見えない。

豊かであれば全て良しとするわけにはいかないし、反西洋であれば、アジアは団結できると
言うのは幻想である。その幻想が今からの中国の侵略的性格で目を覚ますと思いますが
眼が覚めないなら、単なる老いぼれと言う事になるでしょう。

マレーシアが直接侵略されていないので、中国は侵略国ではないと言うその近視眼はやはり
歴史や経済に疎い人間の特徴である。アベノミクス後の日本で、もう一度Look East
ならぬLook Japan を見直すべきである。



コメント
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