歴史と経済と医療の未来予測・歴史経済波動学

フラクタルと歴史経済波動学で予測
 未来の世界と経済と医療の行方
貴方はいくつの真実を見つけられるか!

西洋の崩壊の兆候・Fool Jorgen Randers prof.

2013年05月25日 12時09分17秒 | 崩壊
http://bizacademy.nikkei.co.jp/column/2052-keikoku/article.aspx?id=MMAC0l000016052013&waad=D7bPhuyr
前回でかのノルウェーの環境保護教授の本を非難しましたが、彼のインタビューに答える内容
を一部具体的に吟味してみましょう。

現代のマルサスかと持ち上げられているが、又は40年以上前のローマクラブの警告の再来と
評価する向きもあるが、それは一部当たっているでしょう。つまり、ローマクラブの
予想は全く当たらず、逆に世界は繁栄をつづけた事。その思想は単に先進国での
繁栄のみで十分だ、つまり他の貧困な多くの人類は貧乏なままが良いとの
先進国の傲慢さだけが残った事である。

しかし、貧困からの脱出を目指す国のエネルギーはローマクラブの予想をはるかに超えて、
人類におおくの富を齎しました。以前にも書きましたが、限界は西洋に現れたのであり、
有色人種を動物と決めたキリスト教の教皇の言葉により、有色人種を虐殺し奴隷化し
植民地化し収奪してきた歴史の終わりを書いたのもであり、単なる西洋没落の
ローマクラブ予想でした。歴史は全くその逆が起こったのです。

従って今回も第二のローマクラブか”との能なし有識者の賛同は、当たらないと言う意味では
正解なのです。資源国が日本の植民地解放や人種差別撤廃の戦いにより解放され、
収奪が出来なくなった白人国家が衰退を始めたのが、1970年代なのです。
つまり、交易条件の悪化の始まりです。

マルサスは彼ら白人世界の衰退を書いたものであり、人類の未来とは全く関係が有りません。
東西逆転は中国の台頭で、度肝を抜かして、中国にすり寄る西洋の姿を見ても一目瞭然です。
今後は日本人が人類の未来を語る番です。下らない西洋の予想本などを翻訳
しないで、日本人の歴史家が壮大な未来を語る番です。


質問者(以後Aと表す)インタビューアー
 -現在の民主主義や資本主義に批判的ですが?

JORGEN 教授(以後Hと表す)
 炭酸ガス排出問題を見ても分かるように、今のシステムは短期志向であり、10年先を
見ない。長期的問題に対処するのは、強制できる強い政府が必要だ。

私の答え(以後Oと表す)

 -そもそもCO2排出問題は既に破綻しているのであり、それを吟味する能のない人間には
   そもそも、本を書く資格さえもありません。

 -日本を見れば分かるように、高度成長期の大気汚染などの環境問題は、一部問題はあるが、
  殆ど解決出来たのは、日本の民主主義と資本主義のシステムのお蔭であるのが全く見えていない。

 -中国の様な強大な政府は、それに取り組む姿勢さえも全く不十分です。
  日本の所為にし、タカロウとする根性のみが見られます。


H 中国政府はその気になれば、(環境保護の為の)その資金を生み出せます。

O ーその気になればと条件ですが、いつその気になるのです? 現実は逆でしょう。
  その資金を出すどころか、富裕層の60%は脱出の準備に忙しいのです。
  想定では540兆円の持ち出しが考えられています。これが強力な政府の
  実態です。空気中のCO2濃度のみを測って、教授はその他の知識が無いのでは?

H  中央銀行は短期主義にまみれた外部の民主主義的な意見に邪魔されずに専門委員によって
  決められていく、炭素排出を規制するための国際機関の創設する案を支持します。
  そして中央銀行の様に、強い権限を与える。

O ー何を言っているのです、中央銀行は正に民主主義・資本主義の国の組織です。もし世界的な組織を
  作れば各国の独自の政策が取れずに混乱を齎すことは、ユーロで既に証明されています。
  国際的機関は国連を見るまでもなく、何も決めきれないのが現実です。
 
 -例えば、私一人なら何でも何時でも瞬時に決定できますが、お隣の100名の住民と一緒になれば、
  決定には何十年かかるか分かりません。もし私一人が決定するとすれば、これは単なる独裁です。

 -各地で移民の排撃や彼らの暴動が起こっている事からも分かるように、まずは足元の差し迫った
  問題を解決したらどうですか? わけの分からないCO2はとりあえず置きましょう。


A 世代間の問題はどうですか?

H 若い世代は何時も前を見ているが、老年世代は過去を見る傾向がある。今の若者は親の年金や国の
  借金を払う為に仕事に従事し、おまけに高い失業率と高価な住宅と言う障害もある。
  不公平だ。若い世代は反旗を翻すだろう。

O ー資本主義のシステムの欠陥を、世代間の闘争に歪曲化している。現在の問題は一握りの大金持ちと
  多くの貧困層の2極化の問題です。特に弱者の老人は何処の国でも、悲惨な目に合っています。
  実際は階級間の貧富の差が現実の問題なのに、これを意図的に世代の問題にすり替えています。

 ーこの一つを採っても分かるように、彼は階級間の問題を隠すと利益のある人たちに雇われたのでしょう。
 -CO2を測って食えるわけが有りません。マルクス同様お抱えの知恵者と言うところでしょう。


A 中国の将来はどうですか?

H 現代に民主主義に意思決定システムは難問の解決に向いていない。高齢者の多い社会は少数の
  若者たちの面倒を十分見ようとしない。その結果暴力による変革が起きる悲しいシナリオ
  もあり得る。世代間の紛争が起き若者が勝つだろう。

O ー正に中国の紅衛兵による文革を示唆しています。つまり、自分を除く年寄りや反対者は皆
  強制的に排除される、虐殺されると言っているようなものです。
  
-毛さんだって初めからそのような露骨な事は言わないで、共産主義革命を起こしたのです。
  むしろ人民の保護を唄って共産主義を起こし、その後に大量虐殺したのです。
  -初めからその大量虐殺を暗示させる人が、強権の組織の長に収まれば、悲劇は毛以上です。

H 中国国民は今後40年間素晴らしい経験をすることになるだろう。2052年までに中国は世界の
  主導権を握り経済超大国になるだろう。収入が急激に伸び貧困の大分はなくなるだろう。

O -どこに目をつけているのでしょうね、この人は共産党幹部でさえも中国の困難さを指摘して
   いるのに、恐ろしい見識である。日本共産党でさえも、あれは本物の共産主義ではないと
   否定するのに躍起なのに、この人は公然とこの様な事を云います。
  -嘘でも百回繰り返せば本当になる”と言う事を信じているのでしょうか?
  -この様なアホ見識は今後の中国が破壊してくれます。それまでの命でしょう。
  -中国が急激に成長したのは今までのGDPを見れば分かります、次は調整が自然の現象です。
  -環境を破壊し、汚染を垂れ流し、CO2を滅茶苦茶出して大気汚染が起こっても、その強権が
   全く効果がないのが今の中国です。彼らに問題解決能力は有りません。
  -中国にできることは、革命で再度経済や社会を破壊し尽し、CO2を排泄している動物や
   工場や人間からのCO2排泄を止める事です。正に彼の言う強権でCO2排泄が止まります。

H  中国は自給自足国家を目指し成功するだろう。強力な政府による政府の支配が続き、長期
   を見据えた意思決定が可能であり、様々な問題解決が出来るでしょう。

   中国では問題解決の為の必要な投資が黒字になるのを待つ必要が無い。
   私は汚職と巨大な所得格差が原因で大混乱が起こる可能性があると言う指摘には同意するが
   しかし実際にはならないだろう。
   中国の関心は持続可能な幸せな社会を中国領内に築き上げる事にあるからである。

   中国の人口は全て減少し始めるので、そうした状況を造りやすくなる。

O  -現実は逆である事を指摘すれば十分でしょう。このようなアホには。
   -私にはこう云っているように聞こえます。
    強権の政府が、怒れる若者を使い、世代間闘争し、無駄飯食いの老人を大虐殺するから
    人口も減り、CO2排泄も減り、従って資源も少なくても足りるようになり、残った若者
    のみが中国で幸せに暮らすだろう。

H  中国は競争力のある工業製品を作る為、米国が何十年も中東から石油を買い続けたように、
   必要な資源を確保する事が出来る。中国は発展を確かなものにするために他国の領土を
   占領する必要な無い。必要なものは単純に買えば良い。

O   ー安かろう悪かろう”は有名である。日本の製品が安くなれば、もはや中国の砂上の楼閣は
    風前の灯である。既にその兆候は表れているのは、常人なら分かるでしょう。

   -買うにはまず儲けなければならない。儲けて中国を助けているのは日本を中心とした
    お人好し国家である。この日本と対決すればどうなるか?結果は言わずと知れています。

   -他国を既に占領し、又もっと欲しがっている現実を否定するのはどういう事でしょうか?

   -必要なものは単純に買えば良いとの言葉と合わせると、中国が現在他国を侵略したり
    もっと領土を欲しがるのは、“資源が欲しいからではなく、単に趣味で行っている事です”

   -これこそ中国の本質を表しているものは有りません。つまり“侵略はその内部からから湧き出る
    本性に動かされた趣味みたいなものです”と言っているように聞こえます。

余りにも酷い、中国共産党幹部が聞けば乙女の様に顔を真っ赤にして恥ずかしがるだろう
その中国賛美は、見方を変えれば西洋の共産化を望む勢力が強いと言う事でしょう。クワバラクワバラ。

continue・・・・

この様な本を第二のマルサス、ローマクラブの再来と賛意するNHKと日本の知恵者はとことん腐っています。
腐れば次は死ですから、待てば良いのですが、反論せずにはいられないのが、辛いですな・・・。
NHKは内部の革命が必要です。又は潰すか? 



コメント
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