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炭水化物は飽和脂肪より健康に悪い? 研究
AFP=時事 11月24日(月)9時37分配信
【AFP=時事】心臓病など多岐にわたる健康上の問題に関連するとして長きにわたり悪者扱いされてきた飽和脂肪だが、摂取量を2倍~3倍近くにしても、その血中濃度は上昇しないことを明らかにしたとする研究論文が、21日の米オンライン科学誌プロスワン(PLOS ONE)で発表された。
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一方、炭水化物については、糖尿病と心臓病のリスク増に関連がある脂肪酸の血中濃度上昇に関係していることが、同じ研究で示された。
論文の主執筆者、米オハイオ州立大学(Ohio State University)のジェフ・ボレック(Jeff Volek)氏は、論文の中で「ポイントは、摂取する飽和脂肪は必ずしも体内にセーブ(蓄積)されないこと、そして、脂肪に関してセーブ(調節)すべきの主要な因子は、食事に含まれる炭水化物だということだ」と語っている。
研究チームは今回の研究で、実験に参加した16人に対し、4か月半の厳しい食事管理を行った。食事の内容は3週ごとに変更され、含まれる炭水化物、総脂質、飽和脂肪が調整された。
その結果、食事中の炭水化物を減らして飽和脂肪を増やした場合、血液中の飽和脂肪の総量は増加しなかった。それどころか大半の参加者で血中の飽和脂肪が低下していたことを研究チームは確認した。
論文によると、炭水化物の少ない食事を与えると、体内の「パルミトレイン酸」と呼ばれる脂肪酸が低下したとされ、これは炭水化物の再導入で徐々に増加したという。パルミトレイン酸について研究チームは、「病気を促進する恐れがある、健康に有害な炭水化物の代謝」に関係するものとしている。
このパルミトレイン酸の増加は、炭水化物が体内で燃焼されずに脂肪に変換される割合が増加していることを示していると研究チームは指摘する。
「炭水化物が非常に少ない食事を摂取すると、体は飽和脂肪を優先的に燃焼させる」とボレック氏は説明。「今回の研究に参加する以前に比べて約2倍の飽和脂肪を参加者に摂取させたが、血液中の飽和脂肪の量を測定すると、大半の参加者では低下していた」とした。
また今回の成果は「飽和脂肪を悪者扱いしてきた通説に異を唱えるもので、食事に含まれる飽和脂肪と病気が相互的に関連してないことの知見を拡大するものだ」と付け加えている。
参加者は実験終了までに、血糖、インスリン、血圧に「著しい改善」がみられ、体重も平均で10キロ減少したという。
「飽和脂肪に関する誤解が広く流布している。集団調査では、食事の飽和脂肪と心臓病との関連性は明らかに存在しない。それでも、食事指針は飽和脂肪の制限を推奨し続けている。これは科学的ではないし、賢明でもない」とボレック氏は話している。【翻訳編集】 AFPBB News
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● 何を今更。脂肪は生命の基本である細胞の膜成分の主な要素です。これを否定する事は
生命の存在を否定する事なのです。こんなバカな事は何時までも言うものではありません。
● また炭水化物も一部は細胞の構成要素であり、脳は炭水化物であるブドウ糖のみを
エネルギー源として使います。従って炭水化物も人間には必要です。
● 言わずと知れている、タンパク質も細胞などの基本構成要素ですから、ないと生きていけません。
その三大栄養素は昔から生命体には必要というのは、馬鹿でも分かります。
● ビタミンなどの必須栄養素は又、個々人での要求量は異なりますが、基本的にないと生きてゆけません。
● 脳以外の組織は、普段は飽和脂肪酸をエネルギー源として使用していますので、血中の脂肪酸濃度は
ある程度必要です。これもないと生きてい行けません。これの2~3倍の上昇は何の問題も
起こしません。血糖=炭水化物⁼ブドウ糖は濃度が厳重に管理されていて、
低すぎれば脳は死んでしまいますし、高ければ糖尿病になります。
● 例えば炭水化物を必要以上にとりすぎた場合は、これを飽和脂肪酸や一価不飽和脂肪酸⁼オレイン酸に
変換して、体に次回のエネルギー源として、蓄えます。甘いものを女性が好むのは
皮下脂肪などを蓄えて、女性らしい体を作る為です。
● タンパク質も取りすぎれば、脂肪に転換されて、蓄えられます。炭水化物をとりすぎれば血中の
脂肪酸が増えるのは当然です。炭水化物を貯蔵できる量は限られているので、当然の事として
一旦脂肪に変えてから蓄えるから、血中の脂肪酸が増えるのです。勿論その後に下がります。
● つまり、タンパク質も炭水化物も貯蔵エネルギーとしては不適当なので、余分なものは全て
一旦脂肪に変換されるのです。2~3倍の上昇は問題にもなりません。必要に応じて血糖に
再び転換されたり、非必須アミノ酸=タンパク質の一部に再び変換されるのです。
● 問題なのは、全体としての総エネルギーも重要で有ると同時に、三大栄養素間のバランスも重要
という事です。更にビタミンやミネラルのバランスも重要であることは当然です。
● このバランスというのが、問題なのです。これはスーパーコンピューターを使っても、まずは
解けない問題でしょう。従って個々の国や民族の栄養の取り方を見て判断するしかないのです。
● 例えば貧しい国では、必要最低限の食べ物で生きています。具体的には米食民族は、炭水化物=
ご飯に魚や肉を必要量追加してその生存を維持しています。貧しいので、
エネルギーが少なくその割には値段が張る野菜の摂取はわずかです。
● 貧しい国を見れば、最低限の食生活の原点が観れます。お米又はパン又はトウモロコシに
魚又は肉です。つまり、炭水化物は、魚・肉に次ぐ人類の非常に重要な栄養素なのです。
● コメは主成分は炭水化物です。これがないと米食民族は食べた気がしません。従って最低限の
炭水化物が必要な事は判ります。特に脳は贅沢ですので、つまり沢山の酸素と炭水化物
=血糖⁼ブドウ糖=炭水化物を要求するので、脳の為にも安上がりな
炭水化物であるコメや麦は必要で有り、重要です。
● 魚やわずかな肉からタンパク質や必須脂肪酸(DHA,EPA)を摂取しています。勿論動物性の脂肪も
摂取しています。しかし貧しいので=肉類の摂取が少ないので、体が小さく抵抗力も
弱く、病気のかかりやすくなります。
● 従って彼らには、もっと動物性のたんぱく質が必要という事は判ります。
● ところが、先進国の肉食民族は、豊かであることから、肉類や甘いものをたくさん取る事は
誰でも分かります。大量の肉と大量の砂糖などの取り過ぎであることは馬鹿でも分かります。
● 問題はこの砂糖などの,二単糖類の取りすぎる事による、急激な血糖の上昇と脂肪の上昇による
皮下脂肪への蓄積です。豚の様に肥え太った先進国の人を見れば、全ての栄養素の取りすぎ、
特にケーキ・ジュース等の取りすぎ、企業・工場生産物の摂取過剰
であることは見ての通りです。
● 意地悪く言えば、資本主義の儲けの為に工場生産物を食わせられて、栄養が偏りバランスが崩れ、
又エネルギーの過剰摂取に陥っているという事です。砂糖などをたくさん使う工場製
と異なり、同じ炭水化物でもコメや麦などの多糖類は人間には重要なものなのです。
工場生産物をドッグフードの様に食べさせられている食生活が問題なのです。
● 人類の食と歴史、現代の人間の食生活などを検討せずに、炭水化物を増やすと血中脂肪が増えただのと
騒ぐのは愚かというものです。血中の脂肪酸が増えたからどうだと言うのです?
それがどうしたと言うのです?
● 食事の飽和脂肪酸が犯人ではないと言いながら、血中の飽和脂肪酸は良くない”などと矛盾も見られます。
● 飽和脂肪酸⁼生命の大切な栄養素が犯人ではないと、今頃わかっても遅いのです。そんなことは昔から
分かっている事であり、日本でも脂質栄養学会で昔から分かっている事です。脂肪で問題なのは、
必須脂肪酸のDHA・EPAの摂取量とその阻害因子とのバランスが問題なのです。
● つまり、DHA・EPAの作用を阻害する、リノール酸やアラキドン酸や自然にはないトランス型脂肪酸の
摂取増大が、現代の大きな問題なのです。これを論じない飽和脂肪酸の研究は屑というものです。
● 更には女性と男性の違いや、国による食生活の違い、仕事や個人の体質の違いに取る栄養素の
要求量の違いなどを鑑みれば、これはスーパーコンピューターでも解けない複雑さです。
● 複雑系は、今の科学では解けないのです。人類の食生活を歴史的に見る事により、それを
フラクタル理論で解析しての応用が、我々にまともな食生活を齎すのです。
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