フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

6月11日(水) 曇り

2008-06-12 02:11:28 | Weblog
  今日は会議日。お昼に家を出る。家を出る前に、中央大学のY先生に来年度の授業(現代人間論系の「現代人と家族」という演習をお願いしている)の件で確認しておきたいことがあったので、大学に電話をする。まず社会学研究室にかけ、こちらの名前を言って、Y先生の研究室につないでもらい、秘書の方(!)が出て、再びこちらの名前を言って、ようやく本人と話すことができた。たぶん取材などの電話が頻繁にかかってくるのでこういうシステムになっているのではないかと思う。私なんか、研究室に外線からかかってくる電話といったら、たいていマンションのセールスだが、それにしたって、「間に合ってます!(ガチャン)」とはいかないで、けっこう長い時間ずるずると話の相手をしてしまい、貴重なうたた寝の時間が失われる。秘書がいたらどんなにかいいだろうと思うが、妙案を思いついた。秘書のマネをして対応すればいいのだ。
  「はい、大久保研究室です。」
  「○○の××と申します。先生はいらっしゃいますか?」
  「あいにくと大久保はただいま会議に出ております」
  「いつお戻りでしょうか?」
  「申し訳ございませんが、これがとんでもなく長い会議で、2時間、3時間はあたりまえ。6時間続くことも珍しくございません。みなさん会議が大好きで、“会議は地球を救う”を合言葉に頑張っておいでのようなのです」
  「・・・・・」
  「ですので、また別の日におかけ直しいただけると幸いです。ただ、別の日にはまた別の会議がございまして、はい、なにしろみなさん会議が大好きでいらしゃいまして、会議だけでどんぶり飯三杯はいける、他にはなにもいらないという方ばかりですので、よほどの幸運にめぐまれないと先生とお話することはかなわないかと存じます。タイミングーが肝心かと」
  「は、はい。わかりました。し、失礼いたします(ガチャン)」
  うん、いい考えだ。これからは、受話器をとって、「はい、大久保です」ではなく、「はい、大久保研究室です」と応えるようにしよう。もし名前を聞かれたら、「東中野と申します」と応えることにしよう(大久保の隣だから)。

  2時から5時まで運営主任会(予定より1時間オーバー)。5時から5時半まで論系主任会(急に設定された)。5時半から8時過ぎまで現代人間論系の教室会議(これも予定したいたより長引いた)。三連荘で6時間を越えた。やっぱり、みんな、会議が大好きなんだ。“会議は地球を救う”のだ!
  帰宅して、夕食、風呂、そして「ホカベン」を観る。いよいよ佳境に入ってきた。