久しぶりで大学で会議のない水曜日だが、夕方から、大田区男女平等推進区民会議に出席。全国のどの自治会にも男女共同参画社会の実現のための施策というものがあり、それが計画通り進められているかを点検する諮問機関がある。私の住む大田区では男女平等推進区民会議がそれにあたる。委員の任期は2年で、私は去年の4月に就任したので今年度が2年目である。会長(議長)は日本女性学習財団理事長の大野曜(てるこ)氏で、私は平の委員の一人として好き勝手にあれこれ発言していたら、今年度は彼女に代わって私が会長ということになった。会長と名のつく役職は中学校のときの生徒会長以来だから40年ぶりで、いささか荷が重いが、みなさんよろしくお願いしますと会議の冒頭で挨拶をして、さっそく平成19年度のプラン実施状況の点検作業に取り掛かる。区役所の各担当課から上がってきた自己点検のデータの妥当性の点検である。あらかじめこちらが注文していた自己点検の基準は2つで、第一は、平成18年度の実績と平成19年度の実績を比較して、前進しているか、同じか、後退しているかというということ。第二は、他の自治体と大田区を比べて、高水準、平均的水準、低水準にあるのかということ。しかし、今回上がってきた自己点検のデータは、第一の基準による自己評価で、第二の基準による自己評価はほとんど行なわれていなかった。また、第一の基準による自己評価についても、自己評価の根拠となるデータがきちんと示されていない箇所があった。というわけで、データの追加提示を要請しつつ、来月の会議でも引き続き点検作業を行なうことにした。さらに担当課から上がってくる書類だけの点検では不十分なので、担当者(課長)からのヒアリングや、委員が現場へ出向いての点検もできる範囲で実施することにした。会議は9時に終わり、区役所の近くの「さくら水産」という居酒屋で懇親会。あれこれ注文したわりに一人1300円ですんだのには驚いた。みなさん、私のところに1300円をもってくるので、会長ではあるが会計も務めることになった。