9時、起床。ハムとチーズのサンドウィッチと牛乳の朝食。
一泊した妹は昼食をとってから帰っていったが、帰りしなに、「このごろ鈴文には行っていないの?」と私に聞いた。最近、「鈴文」がブログに登場していないことを踏まえての質問である。「鈴文」には3月10日以来、もう2ヶ月近く行っていない。行こう行こうと思いながら、なんやかんやで行きそびれて、今日まで来てしまったのである。妹の問いかけに促される形で、2時近くになって昼食を「鈴文」に食べに行く。ランチのとんかつ定食。6切れを塩、塩、醤油、塩、とんかつソース、とんかつソースの順で食べる。久しぶりのせいか、とんかつとご飯を食べるペースを間違えて、終盤、ご飯が残ってしまい、とんかつソースのかかったキャベツと豚汁でご飯を食べた。ご飯一粒、キャベツ一切れ残さずに、きれいに平らげる。ご馳走様でした。
「シャノアール」で食後の珈琲を飲み、30分ほど読書をしてから、京橋のブリジストン美術館に「マティスの時代」を観に行く。20世紀初頭のフォービズム(野獣派)の運動とその帰結を運動の中心的人物の一人であったマティスを軸にしてみていこうというもので、こうした企画を自分のところの所蔵作品だけでやれるところがすごい。
見物を終えて、美術館に併設されているティールーム「ジョルジェット」で一服。洋梨のタルトと紅茶(ダージリン)を注文したが、この洋梨のタルトがとても美味しかったので、ウェイターにもちかえりはできるかと尋ねたところ、店内での飲食しかできないとのことだった。少しして、フロアーの責任者とおぼしき女性がやってきて、申し訳ありませんがおもちかえりはできないのですと改めて説明を受ける。もしこのとき、私が持ち前の芝居気を出して、「そうですか。それは残念です。とても美味しいタルトだったので、妻にも食べさせてやりたくてね。ずっと病院に入っているものだから・・・。退院できたら二人でここに来ますよ。でも、そういう日は来るかな・・・」と、しんみりした口調で語ったならば、美術館を出て少し歩き出したところで、「お客様!」とその女性が追いかけてきて、「どうぞこれを奥様に」とタッパに入った洋梨のタルトを手渡されたことだろう。
「明治屋」に寄って、マンゴーのジャムとピーナッツバター、それとヒマラヤで採れたというピンク色の岩塩を購入。昔、映画「若大将シリーズ」の中で、加山雄三演じる運動部のキャプテンが「明治屋」に買出しに来てドッグフードの缶詰を大量に買い込んで、腹ペコで質より量の部員たちに(もちろんドッグフードであることは内緒にして)食べさせるというシーンがあった。1960年代の作品だが、「明治屋」の建物はあのときと少しも変わっていない。
創業120年
一泊した妹は昼食をとってから帰っていったが、帰りしなに、「このごろ鈴文には行っていないの?」と私に聞いた。最近、「鈴文」がブログに登場していないことを踏まえての質問である。「鈴文」には3月10日以来、もう2ヶ月近く行っていない。行こう行こうと思いながら、なんやかんやで行きそびれて、今日まで来てしまったのである。妹の問いかけに促される形で、2時近くになって昼食を「鈴文」に食べに行く。ランチのとんかつ定食。6切れを塩、塩、醤油、塩、とんかつソース、とんかつソースの順で食べる。久しぶりのせいか、とんかつとご飯を食べるペースを間違えて、終盤、ご飯が残ってしまい、とんかつソースのかかったキャベツと豚汁でご飯を食べた。ご飯一粒、キャベツ一切れ残さずに、きれいに平らげる。ご馳走様でした。
「シャノアール」で食後の珈琲を飲み、30分ほど読書をしてから、京橋のブリジストン美術館に「マティスの時代」を観に行く。20世紀初頭のフォービズム(野獣派)の運動とその帰結を運動の中心的人物の一人であったマティスを軸にしてみていこうというもので、こうした企画を自分のところの所蔵作品だけでやれるところがすごい。
見物を終えて、美術館に併設されているティールーム「ジョルジェット」で一服。洋梨のタルトと紅茶(ダージリン)を注文したが、この洋梨のタルトがとても美味しかったので、ウェイターにもちかえりはできるかと尋ねたところ、店内での飲食しかできないとのことだった。少しして、フロアーの責任者とおぼしき女性がやってきて、申し訳ありませんがおもちかえりはできないのですと改めて説明を受ける。もしこのとき、私が持ち前の芝居気を出して、「そうですか。それは残念です。とても美味しいタルトだったので、妻にも食べさせてやりたくてね。ずっと病院に入っているものだから・・・。退院できたら二人でここに来ますよ。でも、そういう日は来るかな・・・」と、しんみりした口調で語ったならば、美術館を出て少し歩き出したところで、「お客様!」とその女性が追いかけてきて、「どうぞこれを奥様に」とタッパに入った洋梨のタルトを手渡されたことだろう。
「明治屋」に寄って、マンゴーのジャムとピーナッツバター、それとヒマラヤで採れたというピンク色の岩塩を購入。昔、映画「若大将シリーズ」の中で、加山雄三演じる運動部のキャプテンが「明治屋」に買出しに来てドッグフードの缶詰を大量に買い込んで、腹ペコで質より量の部員たちに(もちろんドッグフードであることは内緒にして)食べさせるというシーンがあった。1960年代の作品だが、「明治屋」の建物はあのときと少しも変わっていない。
創業120年