フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

5月16日(土) 曇り

2009-05-17 02:01:18 | Weblog
  神戸市で新型インフルエンザの国内感染第1号が確認されたと思ったら、瞬く間に感染者が増え、茨木市へも飛び火した。感染力の強いウィルスであることに加えて、人口密度の高い大都市での感染であることを考えると、感染のさらなる拡大をとめることはできないだろう。弱毒性であることが唯一の救いで、そうでなかったら、いまごろ都市から逃げ出す人々で大変な騒ぎになっているところだ。これまで映画やTVドラマの中の話だと思われていたことがいきなり現実味を帯びてきたわけだが、国や自治体の対応策がどれだけ実効性のあるものなのか、どこを改善すべきなのかをチェックするまたとない機会であるし、われわれ市民も多くのことを学ぶだろう。

         

  午後、散歩に出る。「満月」で昼食(天丼とせいろのセット)をとり、東口の「カフェ・ド・クリエ」で食後の珈琲を飲みながら池波正太郎『剣客商売』を読む。ブックオフ、くまざわ書店、有隣堂を梯子して、以下の本を購入。

  奥野健男『日本文学史 近代から現代へ』(中公新書)
  ロナルド・ドーア『誰のための会社にするか』(岩波新書)
  中西正司・上野千鶴子『当事者主権』(岩波新書)
  橋本治『人はなぜ「美しさ」がわかるのか』(ちくま新書)
  岡田斗司夫『「世界征服」は可能か』(ちくまプリマー新書)
  天童荒太『包帯クラブ』(ちくまプリマー新書)
  松岡正剛『多読術』(ちくまプリマー新書)
  筒井清忠『近衛文麿』(岩波現代文庫)
  上野千鶴子『家父長制と資本主義』(岩波現代文庫)
  『本人』9号(大田出版)

  普通に街を歩けるということが、かけがえのないことのように思えてくるが、もし自宅にこもらなくてはならなくなったとしても、退屈はしないだろうと思う。