9時半、起床。『1Q84』を読んだ疲れが残っている。長時間椅子に坐っていたことから来る身体的疲れもあるし、眼精疲労もあるし、脳内で活発な化学反応が起こっていたことの反動もあるし、本の中の世界から現実の世界に戻ってきたことからくる一種の「時差ボケ」のような疲れもある。複合的な疲れなのだ。でも心地よい疲れである。焼いた茄子に挽肉のそぼろをのせて、ポン酢をかけて食べる。それからフィールドノートの更新(『1Q84』の感想)。
ネットには続編があるのではないかという憶測が流れている。あれで完結でも一向に構わないように思うが、「1Q84年」の物語であるとすれば、Book1が<4月-6月>、Book2が<7月-9月>となっているので、<10月-12月>がまだ残っていると考えることもできる。ただし、青豆と天吾の章を交互に配置するやり方を踏襲するためには、第23章を反チェーホフ的展開につなげる必要が生じるのではないか。「不発」でしたとか。観客は全員ずっこけるだろうが、そうでないと物語の形式を維持できない。また、<10月-12月>が語られるとすると、では<1月-3月>はどうなっちゃうのかという別の問題が生じる。おそらく早生まれの人たちは不満だろう。
昼食はイカとジャガイモ(大根ではなく!)の煮物、卵焼き、レタスとトマトのサラダ、らっきょう、ワカメの味噌汁。ジムに行こうかと思ったが、複合的な疲れが残っているので、昼寝をすることにした。賢明な選択だったと思う。
夜、2年前の卒業生で私が卒論を指導したHさんからメールが届く。たぶん結婚することになりましたという報告ではないかと思ったが、その通りだった。卒論ゼミをやっていた当時から、一番結婚が早いのはHさんだろうと話題になっていたが、その通りになった。大学卒業3年目に5つ年上の男性と結婚するというのは、私の妻と同じパターンである。しかも、結婚式の日というのが、妻の誕生日と同じである。幸福の公式どおりである。そこまでしなくても、と思う。出席していただけますかとの問い合わせには、もちろん喜んでと返信した。昼は教え子の結婚式、夜は妻の誕生日の祝い、豪華二本立てだ。ちなみに彼女の卒論のテーマは「中年期の夫婦関係」であった。一般に倦怠期といわれる中年期の夫婦関係をいかに良好な(ラブラブの)状態に維持するかを考察したものである。用意周到。理論武装は完璧である。あとは実践で試すのみ。今後、長期にわたる追跡レポートが彼女から届くことを期待している。楽しみだ。
ネットには続編があるのではないかという憶測が流れている。あれで完結でも一向に構わないように思うが、「1Q84年」の物語であるとすれば、Book1が<4月-6月>、Book2が<7月-9月>となっているので、<10月-12月>がまだ残っていると考えることもできる。ただし、青豆と天吾の章を交互に配置するやり方を踏襲するためには、第23章を反チェーホフ的展開につなげる必要が生じるのではないか。「不発」でしたとか。観客は全員ずっこけるだろうが、そうでないと物語の形式を維持できない。また、<10月-12月>が語られるとすると、では<1月-3月>はどうなっちゃうのかという別の問題が生じる。おそらく早生まれの人たちは不満だろう。
昼食はイカとジャガイモ(大根ではなく!)の煮物、卵焼き、レタスとトマトのサラダ、らっきょう、ワカメの味噌汁。ジムに行こうかと思ったが、複合的な疲れが残っているので、昼寝をすることにした。賢明な選択だったと思う。
夜、2年前の卒業生で私が卒論を指導したHさんからメールが届く。たぶん結婚することになりましたという報告ではないかと思ったが、その通りだった。卒論ゼミをやっていた当時から、一番結婚が早いのはHさんだろうと話題になっていたが、その通りになった。大学卒業3年目に5つ年上の男性と結婚するというのは、私の妻と同じパターンである。しかも、結婚式の日というのが、妻の誕生日と同じである。幸福の公式どおりである。そこまでしなくても、と思う。出席していただけますかとの問い合わせには、もちろん喜んでと返信した。昼は教え子の結婚式、夜は妻の誕生日の祝い、豪華二本立てだ。ちなみに彼女の卒論のテーマは「中年期の夫婦関係」であった。一般に倦怠期といわれる中年期の夫婦関係をいかに良好な(ラブラブの)状態に維持するかを考察したものである。用意周到。理論武装は完璧である。あとは実践で試すのみ。今後、長期にわたる追跡レポートが彼女から届くことを期待している。楽しみだ。