フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

6月12日(金) 晴れ

2009-06-13 02:43:38 | Weblog
  9時、起床。ウィンナーソーセージとキャベツの炒め、トースト、アイスコーヒーの朝食。授業の準備をして昼頃家を出る。車中で、土井隆義『キャラ化する/される子どもたち 排除型社会における新たな人間像』(岩波ブックレット)を読む。
  3限は講義「日常生活の社会学」。4限は空き時間で、「ごんべえ」に遅い昼食をとる。胡麻だれうどん(かやく抜き)。研究室に戻って授業の準備。5限は基礎演習。グループ発表が3組。休み時間を5分使ってギリギリ時間内に収まる。来週残りの2組をやればそれでグループ発表は終了である。ずいぶん早いペースだと他の基礎演習の教員・学生は思うであろうが、実は、私の基礎演習は隔週ではなく、4月から今日まで毎週やっているのである。そうやって春学期のノルマを6月中に終らせて、教場試験やレポートの準備で忙しくなる7月は休みにしようという計画である。
  6・7限はゼミ。今日も7限の終了時刻(9時25分)まで目一杯やった。来年度用のゼミ要項にも、「週に一度、その日の夕方からは「ゼミの時間」と定めて、時間とエネルギーを投入してください。そういう学生を待っています」と書いた。今日のディスカッションでは、子どもの自己物語に与える親の影響が話題になり、みんな、各自の体験をもとによく発言した。彼女らと近い年頃の娘をもっている者として大変参考になったというか、身につまされた。なお、鴨川セミナーハウスの二回目の抽選に当たって、なんとか夏休みの合宿ができることになった。さて、合宿で何をするか考えないとな。

         
            本日の甘味は「スイーツ・ハート」のシュークリーム

  帰りの地下鉄で現代人間論系の助手のAさんと一緒になる。「一昨日と同じジャケットですね」と言われる。悪かったな。蒲田に着いて、「つけ麺大王」で遅い夕食。レバ焼き定食を注文。この時間(午後11時)に摂取するにはいささかカロリーが高いのだが、今日はご飯を一口も食べていなかったので、ご飯が食べたかったし、鉄分も補給したかったのである。そういうのは身体の声にじっと耳を澄ませるとわかるものである。

         
           ここのレバは厚味があってガッツリ食べた気分になる。

  11時半、帰宅。30分ほどして娘から「いま品川」とケータイに連絡があり、駅まで迎えに行く。われながらえらいと思う。なかなかできないことだと思う。駅から自宅までの道を娘と歩いていると、娘が「孝治さん、歩くの早いです。幸子さんもそういっていましたよ」と言った。「幸子さん」とは妻のことである。30年ほど前、私と付き合い始めた頃、そう思ったのだそうだ。そんな話を娘にしていたとは知らなかった。